常連女性TZさん。今回も、リード練習と参ります。
最近、ミズガキに通う私ですが、初級者の方が同じようなクライミングを実践できる場所。
それが三ツ峠です!
先人が残した残置支点がありますが、これは使いません(残置無視)。
すると、クラック、岩角、潅木などあらゆるものが支点として見えてきます。
そして、壁の弱点となるクラック、凹角、リッジがラインとして再認識できます。
10年、20年前・・・。それが三ツ峠です!
先人が残した残置支点がありますが、これは使いません(残置無視)。
すると、クラック、岩角、潅木などあらゆるものが支点として見えてきます。
そして、壁の弱点となるクラック、凹角、リッジがラインとして再認識できます。
「初級クライマー=残置を追いかける」、「上級クライマーだけが残置の無い未踏の壁に行く」という時代があったようです。
日本全国入門ルートが残置だらけになってしまい、初級クライマーは本当のアルパイン技術ではなく、残置だらけのマルチを登る力のみが求められた時代です。
現在は、クラックやアイスクライミングブームも合わさり、初級者でもプロテクション技術が身近になりました。
今こそ、皆が自分の力でクライミングする時代がやってきつつあります。
残置ではなく、自分のプロテクションで!
そして、出来る範囲でフリークライミングに拘りつつ。
欲を言えば、三ツ峠から残置がもっと減れば良いと思います。
やっぱり、無視というのは根性も要りますよ。
しかも、「良いルートが良いクライマーを育てる」というのも感じます。
現在。
“注文の多い料理店”、“スーパーレイン”が初級から中級へのステップアップ目標になり、意識改革の良いきっかけになっているようです。
できれば、三ツ峠が変わり、初級者レベルから文化が変われば嬉しいですね。
でも、三ツ峠では10年、20年前の文化の方々もたくさんおり、まだまだ時期尚早?
それとも、誰かが強引に抜くことによって時代が進む?
このあたりの議論は、古くから繰り返されて来たことです。
経験上、「自力で登った感」をアピールして楽しさを伝えていくこと、残置の無いルートを数多く誕生させること(既成ラインの残置を抜くこともある)のバランスが大事なんでしょうね。
経験上、「自力で登った感」をアピールして楽しさを伝えていくこと、残置の無いルートを数多く誕生させること(既成ラインの残置を抜くこともある)のバランスが大事なんでしょうね。
残置問題はさておき、TZさんは周りに目もくれずガンガン登るのみ!
プロテクション技術、ロープワーク、ともに自信が付いて来ました。
まだまだ不慣れも目立ちますが、全ピッチをリードしたのは立派ですね。
カムばかりがプロテクションとして目立ちますが、下のようにピナクル(小さい岩塔)も使えます。
アルパインクライミングは、総合力が試されますね。
お見事な支点でした。
具体的な練習内容
<初日>
・中央カンテのラインで頂上までトップアウト(オールリード、オールフリー)
・草溝ルートで、1ピッチだけリード練習
テント泊
<2日目>
・草溝~頂上までトップアウト(オールリード、1ヶ所A0を含む)
・草溝ルートで、途中から敗退する練習
<講習した小技集>
・3点以上でのビレイポイント構築(固定分散+バックアップ、など)
・ピナクルの利用
・浮いている岩のチェック
・プロテクションの間隔(難しくなる直前に取るのが理想、簡単なときはバチ効きのものだけを時々取る、など)
・カムが歩きにくいようにセットする(奥開きに注意)
・プロテクション周辺を登るときは、ヌンチャクを丁寧に扱う(カムが歩いたり、ヌンチャクが変な向きを向いたりするので)
・アルパインクイックドローを片手で作る方法
・ギアラックなどをビレイ点に掛けて体力温存する
・リード中におけるクライムダウン敗退時のコツ
ついに、Ⅳ級がリード出来るようになりました。
次は、冬の城ヶ崎でクラック講習!
山岳会で冬山も行くようですし、順調な成長です。
次は、冬の城ヶ崎でクラック講習!
山岳会で冬山も行くようですし、順調な成長です。