2014年5月10日土曜日

ゆっくりめに岩場リード講習

5月8日(木)は、天王岩にて岩場リード講習。

前日の2コマ目と同じ、男性IKさん、女性HMさん(補習)の2名。
最近は、岩場リード講習をゆっくりめに行っています。

今までは、2日間を基本で、補習オススメとしていました。

が、やはり
「あまりにも、忘れてしまう人が多い。」

という反省の元、4日間くらいを基本にしています。
それに伴い、1日のメニューは以下。

①ウォームアップがてら、その岩場で重要になるムーヴ講習
(3時間程度)

②リードに必要なシステム練習
(3時間程度)

・墜落距離の計算
・ボルトの種類
・ヌンチャクの向き
・終了点作業のロープワーク
・流動、固定、独立分散の仕組み
・捨て縄の使い方
などを、2つ程度選んで

③実践本気トライ
(2時間程度)
これを、何日も受けていただいて、
「システム、本気トライ、どっちも基本は分かったでしょう!」

で、卒業というシステムにしました。
結局、マルチピッチを卒業したような方々も、4日間ぐらいは普通に受けてますからね。

ここで日数が掛かっても、あまり気にしなくて良いと思います。
基礎レベルが高いと、後から伸びると信じて行きましょう。

今だからこそ、聞きたいこと

5月7日(水)は、ベースキャンプにて。

1コマ目は、リード3回目で、男性IKさん、補習の男性SRさん。
2コマ目は、ムーヴLv.1で、男性IKさんが引き続き、女性HMさん。
SRさん、先月にクラックリード講習も卒業し、GWに仲間と小川山へGo!
そこで、2本のルートをオンサイトしてきました。

しかも、当塾生え抜き組で、ジムのリード講習も当然済んでおります。
ただ、プライベートで登る中で、色々と感じるところあってリード講習3回目を再受講。

・落ちる態勢
→受身が取れていない

・ビレイヤーの動き
→しゃがみビレイ、離れてビレイ、立ちっぱなしビレイ、の比較検証

・墜落距離の計算
→今まで、短く見積もり過ぎ


といった、大きな発見があったようです。
ちょうど、YZ旦那さまが、年明けにリード講習を受けに来たときと同じ感じ。

ある程度の落ちる経験、ビレイで止める経験を重ね、
「今だからこそ、聞きたいこと」

というのが出てくるんだろうと、思います。
具体的な講習内容
1コマ目:通常のリード3回目と同じ

2コマ目:
・手をホールドに馴染ませる
・体幹の入れ方
・ちょっとした癖の指摘
・実践本気トライ

2014年5月9日金曜日

5.10台でも、まだまだやり残しが

5月3日(土)~6日(火)は、GWで神(S本)とクラック練習。

1日目、2日目は、瑞浪。
3日目は、温泉でレスト。
4日目は、ミズガキの前烏帽子。
<アイキャッチャー(5.9)は、ちょっとビビる。>

ジムでは、5.10台なら大体登れると思います。
そして、設定者の意図したムーヴも、大きく読み間違えることは少ないです。

だから、ジムで5.10台を登っても、技術的にはあまり練習にならないような気がしています。
<ロンパールーム(5.9)も、珍しく自分の写真>

でも、岩場だと違います。

5.9ですら

「一応は登れたけど、なんか難しく登っちゃた気がする。
5.9(辛いにしても、せいぜい5.10a~b)に感じられるムーヴは、あると思うんだけどなぁ。」

と感じることも多数。
<神>

さらに、5.10bぐらいだと、うっかりすれば落ちます!

ランナウトするルート、プロテクションが悪いルートだったりすると、敗退することも(涙)。
<明るい岩場>

ある先輩クライマーが、真の実力を測る方法として、

最高グレード以外にも、
「ここ1年で、1度もテンションかけることなく、オンサイトし続けることが出来たグレード」

ってのを提案していました。
<真夏の小川山よりも、暑い>

たしかに、

・フリークライミングは、
「ロープ無しでも、上まで死なずに登れたハズ」
というのが完登の定義。

・マルチピッチ、アルパインに通じるオンサイト能力

という意味では、最高グレードより価値があるかも。
<有希子の初恋(5.10a)>

で、今回も僕は、5.10b(プロテクションの良いスラブ)で落ち、5.10c(プロテクション悪いルート)で敗退。

いやはや、また5.10aクライマーから1年やり直しですよ。

(まぁ、今更落ち込みませんが。)
<3日目は、なぜか体幹トレ>

具体的に登ったルート
1日目:瑞浪
・アイキャッチャー(5.9、スラブ)、O.S.。朝一から、チョットびびるランナウト。

・ロンパールーム(5.9、NP&ボルトのスラブ)、FL。これまた、チョットびびる。

・新人クラック(5.9) 再登。体感は、5.10bだけど・・・。

・アダム(5.11b、フィンガー) 敗退。これで、通算4日目。

・美少女(5.11d、スラブ) 敗退。今回は暑すぎてヌメヌメ、私にはホールドが持てなかった、

・なんてったってアイドル(5.10b、スラブ) フォール。2便目も、まさかの同じところで失敗。
あまりの悔しさに、すぐにロワーダウンして、すぐさま3便目でR.P.。
2日目:瑞浪
どうやら、暑すぎる時期に来てしまったので、日陰を求めて5.10台を渡り歩く方針に。

・エースを狙え(5.10b、シンハンド~オフィズス) 再登。なぜか、力ずくになってしまったので、トップロープでもう1回やって復習しておく。

・思いやり(5.10b、フィスト~フィンガー) O.S.。見た目から結構な難しさだったので、ちょっと気合いを入れて。

・グランプリ(5.11a、ボルト) 敗退。ムーヴすら出来ないんですけど!

・熱いくちづけはもう嫌(5.11、トップロープ課題) 出だしで数回落ちて、その後に完登。

・有希子の初恋(5.10a、ハンド) FL。意外と危うかった!

・不安がいっぱい(5.10、トップロープ課題) 1撃。やはり危うかった!

・余裕のよっちゃん(5.8、フィスト) これはさすがに。クラック講習で使うレベル。
<指導は、神のS本が直々に>

4日目:ミズガキ前烏帽子
大阪に赴任したHさん、ランナウト常連のE川夫妻も一緒に。

・晩秋荒野(5.10a、オフィズス~ハンド) 再登。これは、楽。

・真夏の太陽(5.10a、ハンド~フィンガー) 再登。体感5.10c。

・宇宙人 (5.10c、RCCボルト&NP) 敗退。RCCのセクションが、落ちそうだったので。

・新緑荒野4P目(5.10a、オフィズス) 再登。
上部で、クラック限定で遊んでフォールしたら、ロープが岩角にこすれて、一気に芯が飛び出す!
「あ、死んだかも?」
と、思った。

・イージースタート(5.6、ハンド~チムニー) 再登。体感5.8。ただ、初心者グレードには珍しいほど素晴らしい内容で、オススメルート。
<新緑荒野4P目(5.10a)>

前烏帽子は、ミズガキの中では入門エリア。

講習生の方々も、ワイドの5.10aくらいが何本か登れたら、来てみると楽しいですよ。

2014年5月2日金曜日

初心者講習にも、いろいろ

5月1日(木)は、ムーヴ講習Lv.0。
今回のメンバーは、色々な講習&クライミング経験。
女性HSさんは、先月に岩場リード講習に初参加。
ただ、登りやビレイが岩場リードのレベルではなかったので、ジムのムーヴ講習&リード講習に戻っての再スタート。
すでに、リード講習も予約済みです。

女性TMさんは、ここ1~2ヶ月で3回目の受講。
だいぶ登りも安定してきたので、あと1~2回でリード講習に行けるかという見込み。
女性KRさんは、1年前に無料体験を受けた方。
その1年後、またしばらく空けて、という具合に3回目。
だいぶ安定して登れるようになったので、次回からリード講習でもO.K.です。

男性YDさんは、冬に雪上訓練Lv.1を受けた方。
春からボルダリング始めたそうで、今回が初ロープクライミング。
まだ、シューズ、チョーク、ハーネスの全てがレンタルだったので、トップロープのビレイは次回へ持ち越し。
具体的な講習内容
・ダブルチェック
・カラビナの持ち方
・一手一手レストして登る練習
・ネコ足(ホールドを握る感覚)
・肩の脱力
・指の脱力(ホールドに肉を馴染ませる感覚)
・姿勢(体幹の使い方)

ムーヴ講習Lv.0は、いわゆる初心者講習です。
だから、モチベーションも様々。

そんな中でも、今回のメンバーは、末永くクライミングを続けて行きそうな匂いがプンプンしました。

2014年5月1日木曜日

平日ジム講習の分類

4月30日(水)は、ムーヴ講習Lv.0。
全員新規で、NGさん兄弟、男性MRGさん、他に女性1名。
当塾は、自立したクライマー、登山者になることを目標に掲げています。

ですから、ジムリード、岩場リード、・・・と続くリード講習がメインストリートです。

それとは別に、登り方そのものを講習することも、ムーヴ講習として行っています。
クラス分けは2つ。

ムーヴLv.0 : ジムのリード講習以前
ムーヴLv.1 : ジムのリード講習済み

経験年数、登れるグレードによるクラス分けは、行わないことにしました。
登り方のアドバイスは、結局は個別指導っぽくなるので、レベル差があっても問題ないかと。
(以前は、Lv.2以上も設定していました)


今となっては、

Lv.0は、全くの初心者でも参加可能。
Lv.1は、実践本気トライを予定している。

というのだけが違いです。

リード講習済みの方が、Lv.0に参加しても、ムーヴの個別指導は可能ですよ。
具体的な講習内容
・クライミングのルール説明
・トップロープの登り方
・1手1手レストする練習
・ネコ足
・体幹の使い方(MRGさん、女性1名)
・オブザベーションと手順用語
・ボルダリングの取り組み方

ちなみに、ムーヴ講習には卒業はありません。

「もっと上手くなりたい」
という人は、定期的に受けることをオススメします。

技術を見直す機会づくり

4月29日(火)は、岩場リード講習。

先月の湯河原に続き2回目の、男性OGさん、女性MTさんペア。
女性SGさん。
SGさんは、クラックリード講習を受講中です。
すでに3回受けました。

もともと自力で登っていて、
「クラックは、カムも含めて自信が無いから」

ということで、当塾に。

今回は、この機会に自分の技術を見直そうと、下のクラス(岩場リード講習)に参加。
自力でやっている人だと、
“結構大丈夫な人” ~ “勘違いが多くて危なっかしい人”

まで、千差万別。
私基準だと、SGさんは“結構大丈夫な人”という分類。

・リードのビレイも、ロープワークも、まずまず。
(教えたいことは、まだまだありますが。)

・リード中のリスク判断だけは、まだまだです。

そんな人でも、学ぶことはきっとあります。
なんで千差万別になるか?

本で読んで分からない技術、ニュアンスが多いからです。
それを先輩や講習会から、直接学びます。

そのとき、当たり外れ、かなり大きいんです!
技術の意味を勘違いしている先輩に習うと、新人は信じ込む。
そして、綿々と後輩に伝えて行く。

そんなことも、割とよくある業界なんです。

自分の技術を見直す意味で、下のクラスから受講していくことを、常々オススメしておりますよ。
具体的な講習内容
・ネコ足
・指の脱力(指の肉を馴染ませる)
・ヌンチャクの向き
・ボルトの種類
・終了点作業
(結び替え、立ち木での懸垂下降)

・実践本気トライ
各自2本ずつ

OGさん、MTさんは、もう1回か2回で岩場リードは卒業かな、という見込みです。

SGさんは、わりと先輩に恵まれたor本人が優秀、どっちなんでしょう?

スリップストリーム、ウィルダネスファーストエイド

4月26日(土)~28日(月)は、自分の研修にて、野外救急法の講習に参加。

過去にも受けていて、復習と理解を深めるのが目的。

“スリップストリーム”という会社が行っている、講習会です。
http://slipstream.jp/home.html
登山中、起こったら嫌だなと思う事故。

例えば、滑落。

一発、死亡ということもあります。

その確率を下げること。
リスクに対する判断力、ムーヴの安定度を磨くことは、石田登山塾のメインテーマの1つです。
でも、落ちてしまって大怪我だったら、どうでしょう。

・大出血の止血方法は?
・骨折の固定って?
・頭を打っていたら?
・頚椎とか傷ついてたら、動かしちゃいけない場合もあるんじゃないの?
・救助要請or自力下山?

といったことは、大きな不安要素です。
私も以前、パートナーが大滑落したとき、

本人がヨロヨロ歩いてきて「大丈夫」と言えば、それに従って一緒に下山するぐらいしか出来ませんでした。

今なら、
せめて大出血と、大きな骨折がないかだけでもチェックしてあげられたのに。
さらに、講習中にお客様が捻挫や打撲をしたこともあります。

そんなときも、
「もっと、安全パイの応急手当にすれば良かったか?」

と反省したりします。

例:
・RICEで言うところの冷却しかしなかったけれど、圧迫、挙上もするべきだったか?
・自力下山する前に、1時間ぐらい休息させるべきだったか?
残念ながら、講習生の皆さんにも事故は無縁ではありません。
10年も続けていれば、大抵1回ぐらいは自分かパートナーが大事故に遭遇すると思います。

そんなときに後悔しないためにも、ここの講習会をオススメしますよ。
今のところ、50時間コースという5日連続のものが主体なので、かなりモチベーションが必要です。

かなり高度です。
だから、まず1年目は消防署の上級救命講習を受けて、翌年にこの講習でも良いと思います。

また、レスキュー技術というのは、学べば学ぶほどに事故遭遇率も下がると思います。
その感覚、なんとなく理解していただけますかね?