2014年5月1日木曜日

スリップストリーム、ウィルダネスファーストエイド

4月26日(土)~28日(月)は、自分の研修にて、野外救急法の講習に参加。

過去にも受けていて、復習と理解を深めるのが目的。

“スリップストリーム”という会社が行っている、講習会です。
http://slipstream.jp/home.html
登山中、起こったら嫌だなと思う事故。

例えば、滑落。

一発、死亡ということもあります。

その確率を下げること。
リスクに対する判断力、ムーヴの安定度を磨くことは、石田登山塾のメインテーマの1つです。
でも、落ちてしまって大怪我だったら、どうでしょう。

・大出血の止血方法は?
・骨折の固定って?
・頭を打っていたら?
・頚椎とか傷ついてたら、動かしちゃいけない場合もあるんじゃないの?
・救助要請or自力下山?

といったことは、大きな不安要素です。
私も以前、パートナーが大滑落したとき、

本人がヨロヨロ歩いてきて「大丈夫」と言えば、それに従って一緒に下山するぐらいしか出来ませんでした。

今なら、
せめて大出血と、大きな骨折がないかだけでもチェックしてあげられたのに。
さらに、講習中にお客様が捻挫や打撲をしたこともあります。

そんなときも、
「もっと、安全パイの応急手当にすれば良かったか?」

と反省したりします。

例:
・RICEで言うところの冷却しかしなかったけれど、圧迫、挙上もするべきだったか?
・自力下山する前に、1時間ぐらい休息させるべきだったか?
残念ながら、講習生の皆さんにも事故は無縁ではありません。
10年も続けていれば、大抵1回ぐらいは自分かパートナーが大事故に遭遇すると思います。

そんなときに後悔しないためにも、ここの講習会をオススメしますよ。
今のところ、50時間コースという5日連続のものが主体なので、かなりモチベーションが必要です。

かなり高度です。
だから、まず1年目は消防署の上級救命講習を受けて、翌年にこの講習でも良いと思います。

また、レスキュー技術というのは、学べば学ぶほどに事故遭遇率も下がると思います。
その感覚、なんとなく理解していただけますかね?