2019年11月5日火曜日

復習参加をオススメしたい

本日11月5日(火)の21時より、12月分の予約受付をスタートしています。
上書き投稿なので、念のため。

10月30日(水)は、ムーヴLv.0。
女性STさん、男性EDさん。

10月31日(木)は、ムーヴLv.0。
女性NDさん、女性NGさん、女性SKさん、加えて復習参加の女性KIさん。

11月2日(土)は、リード2回目&3回目。
女性NSさん、男性KBさん、男性EDさん、加えて復習参加の女性KDさん。
EDさんは、これにてジムリードは卒業といたしました。
<少しずつバランスを感じる>

講習とは無関係に、卒業生が登っているのを見ることも多いです。
ジムであれ、岩場であれ。

講習中に教えている内容に関しても、
「卒業生の~~さんとかも分かって無さそうだから、ほんとはココに居て欲しかったぐらいなんだけどなー。」
と思うことは日常茶飯事です。
<色々と、基礎的なことを確認中>

だから、心の中では強く強く復習参加をオススメしたいと感じています。

ただ、「あなたは復習に来た方が良いですよ。」と言うのは、なかなか難しかったりします。
それは、講習生同士で登っていてムーヴが雑な人や安全管理が甘い人を見て、「あなたは、もう何回か講習に行ってみた方が良いんじゃない?」などという上から目線な言葉が伝えづらいことに、少し似ています。
<初めての落ちる練習>

もっと言えば、復習参加に来たら何が身に付くということを宣伝することも難しいです。

すでに岩場に自力に行っている人にとって、岩場リード講習に今更行くということはナンセンスに思えるかもしれません。
<復習参加に良さを強く感じるKDさん>

なので今ぐらいの感じで、復習好きな人が来るぐらいが丁度良いのでしょうか。

ただ、月1回来るぐらいの人が居ても良いんじゃないかとも思います。1回の講習で必ず大きな発見をさせる、というのではなく、長い目でのコーチングという感じで。
それはそれで、謙虚さの1つの表れだと思いますので。

それにしては、講習料はチョット高いですかねー。
ご自由にどうぞ。

2019年11月1日金曜日

12月の予約受付

こんにちは。
11月5日(火)の夜21時より、12月分の予約受付を開始いたします。

・岩場リード講習
湯河原

・クラックリード講習
城ケ崎
(湯川や小川山よりも易しいルートから練習できるので、この冬から始めるのもオススメです。)

という場所が予定となります。
では、何か質問があれば、メールなどでお問い合わせください。

2019年10月30日水曜日

ちょっとした覚醒

10月27日(日)は、岩場リード講習にて、小川山。
復習参加の男性ITさん。
<色々と腑に落ちながら、楽しんでもらえた>

本日のITさんは、本当に真面目なクライマーだと思いました。

①ムーヴ練習でも、スタティックとダイナミックの差などを細かく考え、自然と反復練習になってしまうぐらいのモチベーション。
どちらかと言えば、こういう微細な差に拘る練習は、億劫がる傾向だった記憶が・・・。

②その際、シューズに土が付かないように、慎重に立ち回ります。
<オブザベ中>

③本気トライで、水曜日のシンデレラ(5.10d)を私が指定。

過去に、トップロープで触ってしまっているそうですが、オブザベも入念です。
「カムもあると、ランナウトがマシになるかも」という類のルートなので、ギア選定もオブザベで入念にして、何個か持参。
以前は、こういうとき丸々1セット持って行く印象でした。
④リード中も、レストが良い感じです。
今までは、ほとんどノーハンドレスト出来る傾斜でのみ、レストしたりチョークを付けている印象でした。
普段ジムで登っていないから、垂壁などに不慣れというのもあるので、私もこれまで強くは指摘しなかったのですが。
それが、今回は垂壁でも普通にチョークアップしています!

⑤判断も普通。
易しいランナウトセクションは、しっかり行きつ戻りつ。
ボルト間隔が近い核心部では、膝下ぐらいまでフォールしながらムーヴ探り。足元になるときは、ちゃんと怖がってくれるので、ビレイしていても安心感があります。

易しいと甘く見てポンポン登り、核心部ではテンションコール、という悪癖は本日は感じさせません。
<1トライ目で、再現性が低いながらも一応ムーヴが出来た>

⑥ムーヴの検討。
力の方向を意識して、なるべく理にかなった動きを探します。
トップロープ登りで強引に行くと、再現性が無い上に、不意落ち確率が上がるから嫌なんだそうで。
<2トライ目で、本人的にもムーヴ解決して、嬉しそう>

一体、なんで覚醒したんでしょうか?

本人に聞くと、「やっぱり、クラックでの落ちる練習が急速にリスク管理能力を上げますよ。」とのこと。
それによって、ボルトルートが大分楽になったし、意識の持ちようも変わったそうで。
「きっと、他の人もクラックやったら安全管理能力が劇的に変わりますよ。」とのこと。

私の分析は、もともと能力は結構あったので、全体的にちょっとずつ丁寧にやったら劇的に変わったという印象です。
是非とも、この感じを続けて欲しいと思います。
これを数ヶ月継続すれば、クライミングの世界が今までとはガラッと違うものに見えて来るんじゃないかと思います。もちろん、今日明日にグレードが上がるとか、そういう話ではありません。
楽しみにしております。

モチベーション低下の前に

10月24日(木)は、ムーヴLv.0。
男性MBさん、復習参加の女性KIさん。
モチベーション低下のパターンにも、色々あります。

①仕事などが忙しく、時間が取れないうちに、なんだか盛り下がってしまった。
②体調が悪くもないが良くもなく、なんとなく気持ちが上がってこない。
③故障個所が痛く、頑張ると再発しそう。
④貧乏性によるオーバーワークで、心身ともに疲労した。(例えば、レスト日なしで登る。)
⑤本気トライで「会心のトライだった!」という成功体験が、最近少ない。
⑥ここ最近の練習で、成長を感じない。
⑦ヒヤリハットにあったが、「次回は、その目に遭わない!」という方策がイマイチ分からない。
⑧人間関係に疲れた。

この中で、
・仕方ないもの。
・自己管理によって、コントロールしたいもの。
・友人に話してスッキリしたいもの。
・講習などに参加して、活路を見出したいもの。
といった色分けをしています。

復習受講される方は、⑥とか⑦を目的とされる方が多い印象です。
ただ、本日は③について少し講習しました。私から見ても、肩を痛めやすそうなフォームだったので。
少しは発見があったようで、何よりです。

本当にモチベーションが下がると、どんどんとクライミングから遠ざかってしまいますので、その前に是非ご相談ください。

2019年10月28日月曜日

「気を付けてね。」では不十分

10月22日(火、祝)は、雨天にてロープワーク講習。
女性YIさん、男性NSさん、男性KTさん、女性KDさん。
終了点作業は、死亡事故も多いです。
結び替えでの事故は、ちょくちょく起こります。

トップロープ回収時に、残置ビナがあるようなパターン(掛け替え、と呼ぶこともある)でさえ、過去に何回かは死亡事故の話を聞くものです。
実際、終了点のテラスは、油断しやすく、

・テンション移行の省略
・セルフのうっかり外し
・ヌンチャク1本のセルフでテンション緩め

などのリスクを発生しやすくなっております。
もちろん、注意力も大事なのですが、取り付く前に「気を付けてね。」と言うだけで本質的なリスク回避になっているかは怪しいものがあります。

時々で良いので、こういう話と向き合ってみる時間が必要です。
・本質的なリスク回避として、何が有効なのか?
・過去に、どんな死亡事故例があるのか?

マルチピッチやバリエーションをやるにしても、登る練習が8割だとは思います。
実際、ムーヴやリード時の判断に大部分の時間が割かれると思います。
でも、たまには地味な座学も良いですよ。

「結び替えの作業手順を知っている。」だけでは、出来るうちには入らないと思った方が良いと思いますよ。

2019年10月25日金曜日

近くて遠いクライミングジム

10月20日(日)は、林智加子ガイド企画の岩場基礎トレ。
夏前にも一度雨天でジムで行ったものがあるので、これで3回目。
今回の参加者も、とても真面目に話を聞いて下さり、講習中の練習にも熱心です


帰りに話を伺うと
・他のガイド講習で、登山靴での岩場講習に複数回参加したことがある人もチラホラ
・クライミングジムは、そのような講習で雨転戦で行ったことがあるのみ
・クライミングシューズは、履いたことが無い人がほとんど
さらに話を伺うと
・クライミングなんて、とても出来ないと思っている人も多い
・「ジムに私なんかが行って変じゃないかしら?」、「若い人ばかりじゃないか?」と思っている人も多い
実際、スポーツってなかなか厳しい部分もあって、なかなか上達しなかったり、ついつい他人と比べて落ち込んだり、色々あるものなので、そういう不安が完全に的外れとも言えないのですが(笑)。
一方で、今回のような岩場を登山靴で登るよりも、ジムの入門ルートをクライミングシューズとチョークを身に付けて登った方が易しいです。

ジムの入門ルートは、手掛かりがすごくハッキリしている上に、クライミングシューズは登り易いものです。
都内に、ボルダリングジムは沢山あります。
もちろん、リードジムも。
できれば、時々ジムに行って、登るという行為自体を身近に感じて欲しいものです。

クライミングって、安全管理が関わるのでスポーツの中では割と初級者にも厳しい部類なんじゃないかと思う一方、ジムで入門する分には大変気軽なスポーツだと思うんですよね。
もし良かったら是非、ということで。

2019年10月21日月曜日

オブザベ千里の道

10月17日(木)は、マルチピッチ体験の予定が湯河原での岩場リードになり、そこで雨が降ってジムでのムーヴ講習に。
女性FSさん、男性MKさん。

10月19日(土)は、雨中止でムーヴ講習。
女性IUさん、男性KTさん、男性Nさん。
手順のオブザベに関しては、入門レベルは体系的に講習することが出来ます。

まず、ジムの入門ルート(8級とか5.8とか)は右手→左手→右手→左手→・・・、となっているものが大多数です。
ただ、1ルート毎に、0箇所~数箇所ほど、それでは対応しにくい場所が出てきます。

具体的には、「右手→右手」と連続して同じ手を動かすことが有効だったり、マッチや持ち替えなどが有効だったりします。
なので、オブザベの段階では、
「あそこだけは右左の順序通りにならないから、マッチかな?それとも飛ばしかな?」などと予想を立ててトライすることになります。
極端に言えば、「そこだけ間違わないように。」と思ってスタートすれば、最低ラインをクリアしています。

これでも、ジムの7級とか、5.10aぐらいまでは、オブザベレベルとしては十分かもしれません。
さて、次に「足のオブザベが出来ません。」という声がよくあります。

これに関しては、「コレ!」といった脱入門の決定版練習方法が無いように思います。
なぜなら、大抵の場合、同じ一手に対しても正解の足位置は複数あるものです。

一定レベルの人なら、「こういう型か、こういう型のどっちかで、次のホールドを取ることになりそう。」
という雰囲気で、想像していくことになります。
つまり、足位置のオブザベというのは、ムーヴの型の予測とセットなのです。
なので、一朝一夕には出来ないというのも分かります。
そして、「どうせ見ても分かんない。」と諦める人が出るのも、よく分かります。

とりあえず
①自分のリーチの長さを大体把握する (単に縦だけでなく、横リーチ、開脚リーチ、などなど)。とんでもなく狭い足位置を想像している人も多いので。
②この辺に足があると、このムーヴの型に入りやすい、といったパターンを頭に入れていく
③オブザベ通りの足位置だったか、ある程度のズレはあっても想定範囲内だったか、見当ハズレだったか、の検証を怠らない

といった、ことを繰り返し行うことが有効だと思います。
ちなみに、その意味では目検討で課題を作り、それを自分で登るという遊びは、①~③を省くことが出来ないという意味で、良いトレーニングになります。

ジムにある既存課題を登るんだと、①~③をサボることが出来てしまうので。
(本来は、それでもやった方が良いのだけど、人間はそういう生き物なのでやらないことが多い。)

マルチピッチリード講習で岩を自由に登るのと同様、ジムでも自由度が高い方がよく考えるのだと思います。