1月13日(月、祝)は、天神平にて雪上訓練Lv.1。
新規の男性3人組、NGさん、FJさん、KZさん。
加えて、常連男性STさん。
<高校、大学でラグビー部仲間だという3人組>
雪上訓練Lv.1は、アイゼン・ピッケルワークです。主に、歩行技術を講習します。
「こうやったら、安定して歩けますよ。」
「こうすると、楽だと思いますよ。」
という具合で、実際の山ではなかなか練習する気になれないような細かい技術を指摘していきます。
<風弱く、雪降る>
で、これは昔から、山岳会や山岳部における新人訓練の一環として行われて来たものです。
だから、この訓練で冬山の多くを教えようというのではなく、続く新人山行で
・テント泊
・ラッセル
・天候判断
などの先輩の知恵を、少しずつ伝えるという流れ。
<反復練習には手馴れたラグビー部の面々、そして当塾の反復練習に慣れたSTさん>
一方で、今回の新規3人は、仲間内で登山を本格化してきたというメンバー。
モチベーションは、そこらの山岳会の新人より高そうですが、冬山ノウハウは手薄になるでしょう。
<滑落停止訓練>
実際、雪上訓練では歩行技術“しか”教えられません。
あとは、実際に山に行って、
「それは、危なっかしいですよ。」
「その判断は、イマイチですね。」
「もっと、こうすると楽になりますよ。」
という風にアドバイスしていきたいものです。
<なんとなく、思い切ってでんぐり返し出来ないSTさん>
最近、Lv.1とLv.2の間に、もう少し実践的な講習を入れようかと思っていたのです。
例えば、八ヶ岳、那須など、ラッセルの少ない山域(or残雪期)での登山道歩きを、私が付いて行って研修する方式で。
が、やっぱり頑張ってLv.2に参加してもらおう、という方針に思い直しました。
<チームでラッセル練習>
どっちみち、冬山技術をくまなく教えきることなんて、不可能だと思うんです。
それなら、ワカンでラッセル、テント泊で水作りをしながら、じっくり冬山ノウハウを講習していった方が、経験値が上がりそうです。
<ラッセルが、思いのほか上手かったSTさん>
つまり、Lv.2を何回か受講しながら、自力ではトレースの期待できる雪山を歩いて経験を積んでもらう、というのが良いかなーと。
という訳で、Lv.1を受講した人なら、冬山経験が初心者でも歓迎いたしますよ。
大変ですが、充実した登山が楽しめると思います。
具体的な講習内容
・キックステップ
・直登、直下降などの歩行技術
・耐風姿勢
・アイゼン歩行
・滑落停止
・グリセード
・ラッセル練習