5月29日(木)は、クラックムーヴ講習。
午前中は小川山でしたが、雷が来たために、午後は湯川。
常連の男性NMさん、新規の男性YDさん。
<朝の小川山は快晴>
ただ、嫌いな人の半分以上は、
「ズリズリが痛い。」
「疲れるばっかりで、ずり落ちるのが嫌だ。」
くらいの理由です。
<お姫様岩>
「ハンドジャムは、痛いから嫌だ!」
(上達すると、それほど痛くない。)
と言っているのと、そっくり。
ワイド好きからすると、
「ようするに、登り方が分からないから、ツライだけって意味ですよね?」
と言いたくなります。
<この後、雷雲が来て退散>
「ワイドは奮闘的、ゼエハア系」
と言われます。
しかし、私レベルでさえ、
「5.9くらいまでは、スイスイ登れるムーヴが隠れているなぁ。」
と感じます。
“ずり上がる”という感覚ではありません。
足を決め、背中を決めて、グイッと立ち上がる。
個人的には、易しいワイドは、スラブの感覚に似ています。
むしろ、背中を当ててレスト出来る、ちょっとムーヴがブレても踏ん張ってしまえば落ちない、といった理由から、ワイドの5.9はスラブの5.9より落ちない安心感があります。
<昼から、湯川へ>
でも、ある程度ムーヴを知っている状態で、最後のひと踏ん張りをするなら、ゼエハアも割りと楽しい(笑)。
<サブタナルの中間部を、トップロープでムーヴ練習>
「パンプしない方が良いに決まってる。
そして、パンプしないための技術も大事。
でも、パンプした中でひと踏ん張りも、実は面白い。
さらに、パンプした前腕に、“頑張った感”、“トレーニングした感”を感じちゃう自分も居る。」
<左のクラック限定にして、オフィズス練習>
「このまま行くと、ワイド嫌いになっちゃいそうだなー。」
という方は、是非ともクラックムーヴ講習で、ワイドの登り方を御要望ください。
ワイド好きは、変態扱いされるかもしれませんが(笑)。
<NMさんは、オフィズス限定ルートで、リードも完登!>
オフィズス:
・外足、内足の役割を意識する
・ニーロックで太腿を膨らませる
・身体を壁から離すことで、外足のスメアリング効果を高める
・外足を、ヒール&トウでクラックの縁付近に決める方法
・向き変えムーヴ
・リードに際しての小技あれこれ
チムニー
・背中から抜重して、一気に進む方法