6月14日(土)、15日(日)は、小川山にマルチピッチリード講習。
女性MJさん、男性STさんの2名。
今回で、男性STさんはマルチピッチリード講習を卒業です。毎度、話に上がることですが、卒業要件は説明しにくいもの。
最終的には、
「この人、だいたいリスク判断が出来ているから、自力で行っても良い頃合いでしょう。」
「敗退判断、ルートファインディング、ロープワーク、などにおいて、不慣れなりに自覚を持って押さえどころを押さえているでしょう。」
という私の感覚です。
<スタート時点での、オブザベーション>
(体験を春に1日だけ受けて、半日弱で雨が降ってきたリード講習が1日ありますが。)
しかも、当塾生え抜き組なので、マルチピッチ自体、講習でしか行ったことがありません。
でも、何日も受講しているMJさんも、納得できるくらい力の差はありました。
<謎の女っぽい>
でも、敗退シナリオ、ルートファインディング、ビレイ点での作業などなど、なかなか良い判断。
(もちろん、初めてだから遅いし、抜けもあるけど。)
<2日目は、いよいよ大貧民へ>
(とはいえ、ちゃんと意見を出し合う関係)
<取り付きだけは、私から指示します>
朝8時に登攀開始。
ロープワークで手間取り、
ルートファインディングで手間取り、
一度は、ライン間違いを疑って懸垂敗退をして。
そして、昼13時半から再度2ピッチ目を登り始めて、夕方18時にトップアウト!
さらに、懸垂でも手間取り。
さすがに、ヘッデン間近だったので、下降方法は私が手助けを結構やっちゃいました。
で、それでも19時半に懸垂終了。
<前回、敗退したラインにも再度試みる>
久々に、大充実の1日でした。
<「あら?こんなところに出るものなんだ。」>
本人は
「情報量が多すぎて、消化できなそう」
ぐらいに言っていましたが。
<大貧民の名物ピッチ>
でも・・・
2日目の後半は、疲れながらも、判断も動きも良くなっていました。
だから、体に馴染んだ部分もあると思いますよ。
<だいぶ、テンション上がってます>
<数々のドラマを生んできた、穴抜け>
<オマケピッチで、真の頂上へ>
<完登!>
<マルチピッチらしい風景>
<下降の判断中>