8月12日(日)は、岩場リード講習にて、小川山。
NSさん夫妻、女性WNさん、男性STさん。
落ちる練習は、通常は易しいルートで行います。ジムにせよ岩場にせよ、5.6~5.8。
であれば、登ること自体はできるので、墜落距離とか落ちる態勢に集中できる、という理屈。
一般的には、ここで怖くないランナウト具合と、本気トライで怖くないランナウト具合は、大体一致します。
例えば、トップロープ状態なら怖がらず落ちられる人は、本気トライでもトップロープなら平気。
膝上くらいなら我慢すれば落ちられるぐらい人は、そのぐらいで核心ムーヴを迎えると諦めと頑張りの狭間で心揺れる、といった具合。
という訳で、落ちる態勢の上達、恐怖心のコントロールのために、ちょっとずつ鍛えたいところです。
ただ、例外も色々です。
①本気トライだと、急激に怖がる。
②本気トライだと、急に落ちられる。
落ちる練習だと、落ちる前に、いろいろ考えたり態勢を整えたりできるのです。
本気トライだと変な態勢で落ちそうだから危険、という人。
本気トライだと考える前に落ちてしまうから平気、という人。
文字面からして、後者はダメな感じがします。
ジムボルダーなんかで、怪我しやすい人も、こういうタイプだろうと思います。
で、本日のNS奥さま、STさんも、本気トライで急に落ちられる現象でした。
ただ、ほとんどトップロープに近い状態だったので、今日のところは、これはこれで良い経験かなと思いました。
最初は、ちょっとパニクリ気味でも、落ちてみないと慣れないって部分はありますよねー。
具体的な講習内容
・スラブのムーヴ練習(スメアリングの理屈、体重移動いろいろ)
・安定したムーヴの練習(グラつかないことを意識)
・終了点作業の練習(結び替え)(WNさん、STさん)
・リードで落ちる練習
・実践本気トライ
WNさん:かわいい女(5.8) R.P.
STさん:かわいい女(5.8) 1テン
NS奥さま:穴があったら出たい(5.10a/b) R.P.5トライぐらい
NS旦那さま:穴があったら出たい(5.10a/b) R.P.2トライ