2016年12月13日火曜日

もうすぐテラス

12月10日(土)、11日(日)は、クラックリード講習にて、城ヶ崎。
1日目は、男性YDさん、女性NYさん、男性TRさん、新規男性JBさん。
2日目は、男性KBさん、女性MMさん、男性KYさん、復習参加の男性TNさん。
<地上でのジャミング練習>

城ヶ崎の講習エリアは、核心部が数mというパターンが多いです。

今回のYDさんが、何度も体験したパターンは、以下。
ルートは、鬼ころし(5.7)、純(5.8)。
<鬼ころし>

核心も終盤。
今、手掛かりにしているホールドの50cmくらい上に、テラスがあるという状況。

 そのムーヴも、99%で行けそうな雰囲気です。

言うなれば、完登間近!
怖がりの人なら、「もうちょっとで楽になれる!」と思う場面です。
<純>

だから、焦るとランナウトしてでも、このムーヴをこなしてしまいたくなります。

でも、それって危ないですよね。
グッと堪えて、プロテクション態勢を作ってほしいところ。

この手の話で、一番に思い浮かぶのはアイスクライミング。
抜け口で、スクリュー取らずにマントルっぽいムーヴに入ってしまう、という話です。
<メンバー総入れ替えで、2日目>

早く安全圏に入りたい気持ちも、分かります。
ジムなんかでも、初心者は手繰り落ちしそうになりながらも、決死のクリップ先行を目指す傾向にありますし。
ただ、冷静になってみれば、「99%行けそう」なマントルってのは、1%落ちる可能性を感じているのです。
そこが、立てるくらい安定していれば、皆さん必ずプロテクション取りますよね?
<易しいラインで、リード練習>

感覚的リスクと、現実的リスクの見定め。

上級者でも終わりのない話なんでしょうけど、初心者は振り回されますよねー。

「だって、怖いから仕方ない。」
で、思考停止にならないように、気をつけましょうね。
<懸垂下降の仮固定>

ちなみに、YDさんはランナウトした訳ではありません。
ちょっとカムの効きが甘いのに、固め取りなどの対処をせずにマントルしちゃったという軽傷です。

さらに、「気持ちは分りますよ!」って話ですね。
さて、今回でNYさんはクラックリード講習を卒業といたしました。

もしよかったら、来年度はマルチピッチリード講習を受けてほしいと思います。
もともと、初登攀ごっこに強い興味がありそうだったので、きっと楽しめますよ。
実践本気トライの状況
1日目
NYさん:純(5.8) オンサイト
YDさん:純(5.8) 再登

2日目
TNさん:樹氷(5.8) オンサイト
MMさん:純(5.8) オンサイト