2018年3月16日金曜日

花崗岩と石灰岩

5月の予約受付は、3月19日(月)の夜22時からです。
上書きになるので、念のため。

3月13日(火)は、またK君と御前岩へ。
<ハートブレイクをO.S.する、K君>

15年くらい前に聞いた、先輩の発言。
「花崗岩と石灰岩を登り込んでおけば、大丈夫だよ。」

個人的には、すごく納得できる部分があって、自分のクライミングに行くときの参考にしています。
<本物のアスリーツボディ>

花崗岩は、小川山・瑞牆山が代表選手。

フリクションが良い分、ジムっぽい大きなホールドが無くても色々と工夫できてしまうことを奥深いと感じている人が多いと思います。
クラックも豊富で、マルチピッチの対象になるようなスケールの岩壁も多いです。

個人的には、山から入った人には、めげることなく好きになって欲しい岩質です。
<マルチピッチっぽい風景だと思うのは、私だけ?>

石灰岩は、二子山が代表選手ですが、最近は御前岩も。

鍾乳洞の鍾乳石と同じく、岩が長い年月をかけて変化してきたものが、なかなかクライミングに適しちゃっている、という有難いものです。(ハングしているほど、ホールドも発達しやすい)
コルネ、ポケットだけでなく、ちょっとした張り出しなんかも多くて、立体的なムーヴが楽しめます。

個人的には、やっぱりジムで上手い人はすぐに上達する印象です。
<下地の整備がスゴイ>

その先輩の趣旨としては、
「花崗岩と石灰岩は、テクニックが奥深い。他の岩質も、そのテクニックで大概は対応できる。」
というもの。

とはいえ、講習は凝灰岩(湯河原、湯川)、チャート(天王岩)、安山岩(城ヶ崎)も多く扱っています。
講習生を見ていても、岩から得られる情報量は十分ありそうです。
中上級レベルの話であったとしても、「~~岩」侮るべからず、という例は色々あると思います。

結局どの岩質も、クライマー側の気持ち次第で勉強になるのかもしれませんね。
<わがままボディをO.S.トライするも、さすがに敗退したK君>

具体的に登ったルート
・ドラゴンホール(6b) ウォームアップにて、リード、トップロープを織り交ぜて何回も登る。
・アスリーツボディ(7c+) R.P.通算2日。本日3トライ目にて。核心パートが、確実性の高いムーヴになかなか出来ず、何回やっても「次で行けるとは限らない・・・。」という状態に陥りそうでした。
・ハルドラ(7a) O.S.。まだ脆いので、要注意。
・ミートテック(6b) フラッシュ。