2020年12月23日水曜日

なぜ登れないかは、今は分からない

12月12日(土)は、岩場リード講習にて、湯河原。
女性KDさん、女性HNさん、MHさん夫妻。

12月13日(日)は、ジムリード講習。
女性HSさん、新規男性UDさん、復習参加の女性THさん、復習参加の女性KIさん。
UDさんは、これにて卒業といたしました。引き続き、ムーヴ講習や岩場リード講習でよろしくお願いします。

12月15日(火)は、クラックリード講習にて、城ヶ崎。
女性YYさん、男性HGさん。

12月17日(木)は、ムーヴLv.1。
女性WNさん、女性YYさん、女性KIさん。
初心者がジムに来て「腕力が無い。」と言ったら、多くの人は「いやいや、まだ全然登り方知らないからでしょ。」と思うでしょう。
ただ、本人の腕は疲れており、「この腕さえ疲れなければ!」というのは正直な気持ちです。
次のホールドに届かなくて、「リーチが!」と言っている初心者に対して、「さすがに、その課題はリーチ関係ないと思うけどなー。」と思うことも多いでしょう。
ムーヴ選択が無茶苦茶で、「何この課題!変だよ。」とか言っている人を見て、「うーむ・・・」と思うこともあるでしょう。
ホールドを引く方向がズレていて、無理やりカチッたり握ったりして突破しておいて、「保持力が足りない。」とか、「持久力不足だ。」と言っている人を見ても、「うーむ。」と思うでしょう。
本人に悪気はないし、ほとんど素人さんなら分かりやすいです。

ただ、なまじキャリアが長いと、
「私は、○○が足りないだけで、それさえあれば今より数段登れるはず。」
というニュアンスで発言してしまうこともあります。
残念ですが、僕もあります。

それを聞いた、もう少し登れる人は、
「そういう不遜な考えだから、伸びないだよ。あと、練習して登れるようになった人にちょっと失礼な物言いでもあるよなー。」
という気持ちになります。
(大体の人は温厚なので、それに強くツッコミを入れることは無い。)
実際リーチ有利な課題も多いし、何かしら才能があるのも承知です。

しかし、この感覚は大切にした方が良いと思います。
あなたが登れないのは、あなたが分析した原因とは違う理由かもしれません。
そして、だから対策方法も間違えて、伸びないのかもしれません。

「これを常に自分を問う。」
これが、ちょっと面倒臭いけど、生涯学習に足る遊び方ではないかと思います。