2014年12月22日月曜日

1日の組み立て

12月21日(日)は、城ヶ崎にてクラックリード講習。

女性MTさん、男性OGさんのペア。
男性ITさん、男性ONさん。

本題とは逸れますが、本日は山の知り合いを増やす会です!
まだ、参加可能なので、連絡お待ちしております。
<ジャミングでの引き付け練習>

クライミング講習で、多くの方が充実してくださる配分ってのが、あるように思います。

①地道な基礎練習:2~3時間

②新しい知識習得:3時間

③本気トライなどのクライミング自体を楽しむこと:2時間

ってのが、経験上は良さそうです。

だから、私もこれを目指して1日を組み立てます。
<ちょっとしたチムニー練習>

①で、基礎力向上のため。
計算ドリルみたいな感じです。

岩場リードなら、ムーヴ練習。
クラックの場合は、ジャミング練習。
<カムで落ちる練習>

②では、いわゆる本に載っているけど、習わないと勘違いしやすい内容。

岩場リード:
リードの注意点、落ちる練習、終了点の仕組み、など。

クラックリード:
カムセット練習、ギアのラッキング、プロテクション戦略、など。
<地上でのカムセット練習>

そして、①と②を踏まえて、本気トライ。

落ちる練習をしてからなら、結構頑張れます。

しかも、本気トライをするほどに、①と②の重要性も分かって来るので、学習意欲も上がる印象。
<無名の5.4くらいの2本なので、いつも空いている>

ただ、その人の進捗状況、性格、岩場のコンディションなどで、その割合は変わってきます。

だいたい、①と②の割合を高めざるを得ません。

例)
不意落ちしそうなムーヴ能力だと、本気トライより、ムーヴ講習をしたくなる。
落ちるのが極度に怖い人だと、落ちる練習をマイルドなパターンから、徐々にやっておきたい。
<ITさんも、ついにカム購入>

そうなると、クライミングを楽しむ1日としては物足りなくなると思います。

それが分かっているだけに、不完全燃焼の講習生を見ると申し訳なくも感じます。
それが原因で、次回は参加しないかもしれませんしね(笑)。
<鬼ころし>

今回も、前夜に講習順序をイメージしている段階からして、①と②を重点的にやりたい気持ちがウズウズ。

その分、不完全燃焼にしてしまうドキドキも感じながら。

満足度、講習したい内容。
これは、必ずしも一致しないので、サジ加減には毎回悩みますね。
考えた結果が上手くいくと、私も嬉しくなります。
<だいぶ安定してきたMTさん>

で、本日に限った結果。

ITさん、ONさん:
本気トライなし。
ただし、カムセットを覚えたり、カムで落ちる練習をしたことで、結構満足してもらえた様子。

MTさん:
鬼ころし(5.7)をオンサイト。
現状のクライミング能力で、渾身の1本!
夕方4時前のトライでしたが、やって良かった。

OGさん:
鬼ころし(5.7)をフラッシュ。
余裕のクライミングでした。
彼の場合は、もう少し難しくないと、本当の実力が見られないでしょうね。
<性格が表れる、プロテクション戦略>

満足度と講習内容が、両方充実した会心の1日は、毎回って訳にはいきませんねー。
止むをえない部分と、私の技量不足の部分は、どっちもありそうですが。

MTさんだけは、会心に近かったかな?
他の3人は、次回に期待してお待ちくださいませ。

具体的な講習内容
・ハンドジャム練習(ボトミング、脱力、ゆっくり馴染ませる、肘の向き)
・引き付け練習
・トップロープでのムーヴ練習(足置き、ジャミング、バック&フット、など)
・地上でのカムセット練習
・カムで落ちる練習
・実践本気トライ(MTさん、OGさんが、鬼ころし)