2016年10月13日木曜日

棚ボタな1日

10月11日(火)は、自分のクライミングにて、ミズガキのカンマンボロン。
外道クライマーでお馴染みの、高柳くんと。

出来事の羅列なので、日記風に。
<ボロンボロン>

本日は、“Eternal Wish”(5.12b)をトライ。

このルート、下半分は“ボロンボロン”(ボルトの5.11c)で、上半分が一部途切れたセクションのあるクラック。
いかにも、ちょっとランナウト&ムーヴはフェース、といった雰囲気が漂ってビビる。

下半分を再登して、アップ。
クラック部分のオンサイトトライだけは拘る、ということで下半分にはヌンチャクを残置してロワーダウン。

で、1トライ目は、カム戦略に失敗して
「このカム抜けそうなんで、よろしく!テンション!!!」
という有様。
(結果的には、かろうじて抜けなかったので、ロングフォールは免れた・・・)
カム戦略を変えたら、核心ムーヴは一発で出来て(リーチは絶賛有利)、すんなりトップアウト。

2トライ目は、登れる自信はあったものの、核心以外の記憶が曖昧で結構苦労しつつR.P.。
<朝は、ガスっています>

さて、次は“岩の殿堂”(5.12c)をやるつもりだったが、パワフルなムーヴが見え見えで、テンションコールを連発してハングドッグする未来絵図しか浮かばず。
もっと元気な日に、良いトライをしようと据え置き。

そこで、高柳がトライ中のLOL(ボルトの5.13a、垂壁系)を、触ってみることに。
先月触った際に、全くムーヴが出来なかったこと、高柳のヌンチャクが掛かっていることから、ジムリードっぽくムーヴ練習で遊ぶかという気楽さでトライ。途中敗退は、許されるしね。
(高柳、ヌンチャクありがとう!)

すると、ギリギリながら核心ムーヴは出来た。
以後は、各駅停車でムーヴ解決していく。
上部のランナウトは痺れるが、落ちる練習のつもりでボルト足元以上でフォールして、度胸を付けて行く。
すると、1時間ほどで終了点へ。
「おーこりゃぁ、2、3日くらい通えば登れちゃいそうだな。」
と、喜びながらロワーダウン。

その後、同ルートをビレイしているうちに、なんだか次で完登できる可能性が見えて来た。
かなり不確定なムーヴが多く、ちゃんと覚えてもいないので、2割くらいかもしれないけど行けたらラッキーぐらいで頑張るべかという気持ちが沸々。

という訳で、ヘッデンを装着して2トライ目。
下部核心だけは、きっちりムーヴを覚えていて、無事に成功。
あとは、レストポイントを挟みつつ、2~3割くらい落ちそうなムーヴを何回か気合いで抑え込むだけ。
案の定、ムーヴは忘れている部分が多く、かつスタンスが暗くて見えにくくなり、「いまの危うさ、5割落ちてたな。」と思うこと2回・・・。
あれ、“岩の殿堂”を据え置きしたはずなのに、意外と良いトライ出来てるな(笑)。

で、最終クリップまで到達。通算3トライで、R.P.。
おー、自分でもビックリ。
<LOL>

事前に、先輩方から「5.13aにしては甘めで、5.12後半くらいじゃない?」と聞いていたし、高柳のムーヴを盗みまくったとは言え、出来過ぎです。
私の花崗岩経験からしても、5.12bですら3トライで登れることは少なく、5.12c以上は3トライで登れたことなどゼロなのですから(笑)。
もしかしたら、絶賛リーチ系なのかな?(私は、185cm)

ま、グレードは置いておくとしても、相当良いトライが出来ました。なんせ、ムーヴが面白いルートでした。
先日の、トラベラーのオンサイトトライも自分的には良かったので、同じくらい頑張りました。
「何度も心折れ掛けて、頑張った自分エライ。」
と、幸せです。