2017年1月24日火曜日

会話になる

1月22日(日)は、雪上訓練Lv.1-Bにて、谷川岳天神尾根。
男性NMさん。
<天神平>

昨シーズン、このクラスに来ていただいたNMさん。

当時は、夏山自体が経験も浅く、何が何やらという雰囲気でした。
<トレースを追う>

具体的には、
・夏山も、歩行時間3~5時間くらいのハイキング+αくらいのものが多い。
・地図の読み方は知らない。
・東京近郊の低山で、軽アイゼンを使うような山行経験も、ほとんど無い。

という状態。

「雪山以前に、いろいろ課題ありますよね。」
という気持ちになります。
<人が多い>

それでも、歩行技術自体は、講習できます。

しかし、
「何時までに、どこを通過してないと、さすがに下山が心配だから・・・。」
っていう話1つとっても、地図が読めないんじゃ会話になりません。
<谷川岳>

他にも、雪山の色々な判断を会話しようにも、そもそも夏山経験が少ないから、と思ってしまいます。
でも、1年経って、だいぶ変わりました。

月1回程度とはいえ、夏も1人で色々な山を歩き。
年末年始で、赤城山で少し雪の上を歩き。
八ヶ岳の天狗岳に登ろうとして、時間切れ敗退を経験し。

その間に、当塾の地図読み講習も1回来て下さり。
とすると、本当に会話が通じる人になりました!

リスクに対する考え方、敗退のタイムリミットに対する考え方を話しても、以前のような“のれんに腕押し”って感じはありません。

嬉しいです!
ちなみに、
「あの人とは、(山屋として、クライマーとして)会話になるよね。」
みたいな言い方は、今井くんが好きな表現です(笑)。

前提条件が合うとか、気持ちを分かってくれるとか、似たような経験を何かしらでしているとか、そういう意味です。
特に、クライマーとしての気持ちを分かってくれるかどうかに、力点がある様子でしたが。
<頂上直下の大斜面>

一見すごそうな人でも、会話にならんと切り捨てることもあれば。
初級者でも、会話になるから教えるの楽しい、みたいなことを言っていたり。
<トマの耳>

今回は、特にマンツーマンだったので、1年前より会話になって嬉しかったです。

月1回でも、地道に続けてくださいませ。

また機会があれば、来てください。
雪山講習の続きでも、復習参加でも、クライミング講習でも。
<前回は登頂断念した、オキの耳>

<私が小さく見える>

<下山開始>


<穏やかな下山>