2014年8月17日日曜日

あきらめかけたら、もうちょっとだけ粘ること

8月13日(水)は、湯川にてクラックリード講習。

男性OGさん、女性MTさんのペア。
加えて、男性Sさん、久々に晴れた男性ONさん。
本日、SさんがデゲンナーをR.P.!

1年間に渡り、とびとびに10日近くクラックの講習を受けて来ましたが、ついに本格的なリードの成功です。

年齢、環境、天気、などで、
「自分には、ムリなんじゃないか?」

と、気落ちすることも多数。
<脱!雨男のONさん>

それでも、一念発起して先週、今週と連続受講。
そして、ようやく飛躍がありました。

本当に、おめでとうございます。
<デゲンナー、本日1トライ目>

Sさんに限らないのですが、

あきらめかけたら、もうちょっとだけ粘ってみることが重要だと思います。

至極あたりまえのことなんですが・・・、最近実感がこもって来ました。
<人生初ジャミングのMTさん>

講習をしてみて、よくよく分かったのは、

「人間というのは、本当にムリなときよりも、“少し早めに”諦めるように出来ているんだな。」

ということです。

頑張るというのが、とても疲れることなので、防衛反応みたいなものなんでしょう。
(心理学には、うといのですが)
<トップアウトしただけでも、嬉しい初クラック>

で、頑張ったら意外と出来ちゃうという経験は、感動すると思うのです。
それを、講習の場面で見かけることが、しょっちゅう!

クライミングで
「あー、無理かも」
と思っても、意外と登れることがあるように。

ロープワークが
「こんな複雑なこと、自分には一生ムリ。」
と思っていたのに、1年後にはマルチピッチをやっていたり。

クラックで
「カムで落ちるなんて、気がしれない。」
と思っていたのに、1ヶ月後には全幅の信頼を置いていたり。
とはいえ、諦めそうなときに、闇雲に頑張るのはツライものがあります。

でも、
「自分も人間だから、ちょっとだけ諦めのタイミングが早いんだろうな。」

と自覚しておくと、結構プラスじゃないかと。


個人的には、

「絶対ムリ!」
と思ったら、とりあえずは諦めて保留。
(※経験上、頑張っても進歩がないのも、心砕かれるので)

「ちょっと、ムリそうだな。」
と思ったら、出来たときの自分を想像して、もうちょっとだけ粘ってみる。

ぐらいが、ちょうど落とし所かと感じています。


なんだか、ボルダリングの取り組み方みたいですね。
<デゲンナーのR.P.!>

なんにせよ、Sさんは粘って良かったですよ!
こういう仲間を見るのも、粘る意欲を湧かせてくれますね。

具体的な講習内容
・テーピングの巻き方
・ハンドジャムの基礎練習
・フットジャム
・フィンガージャム
・実践リードトライ(Sさんの、デゲンナーのみ3便)