2014年8月28日木曜日

ムーヴ講習は、単純なクライミング能力向上のため

8月27日(水)は、ムーヴ講習Lv.1が2コマ。
昼間は、足利の男性NMGさん。

夜は、マルチピッチリード受講中の女性WNさん、女性ARさん。
加えて、WNさんのパートナーの男性OZさん。
<足利から、2時間半以上かけて来てくださいました>

当塾のクライミング講習は、リード講習が一番のメイン。

最終的には、マルチピッチを目指し、その先に沢登りや本チャン、雪山を見据える人も多いです。
<オブザベーションは、普段あまりやらないらしく、苦手中の苦手>

その一方で、ムーヴ講習は、クライミング技術そのものの講習。

「もっと、こうやった方が安定しますよ。」
「こうすると、楽に登れますよ。」
「こうやると、力が入れやすいですよ。」

といったことの積み重ね。

スキーで言えば、ゲレンデスキーの講習会みたいなもの。
<元気いっぱい>

ただ、いかに登山とは言え

①どのくらい、難しいのが登れるか?
②易しいルートが、どのくらい安定して登れるか?

という単純なクライミング能力は、あればあるほど良いのです。

①は、核心部の突破力。
②は、易しいけど落ちたら死んじゃう場面での安定感。

という話になってきます。
<WNさん、オンサイトグレード更新!>

今回、受講された方々には、当たり前すぎる話ですね。

ただ、1日前の無料体験で、
「やっぱり、素人さん向けの記事も書いた方が良いかなぁ。」

と思いました。

ついつい、専門的な方向へと走っていきますからね。


具体的な講習内容
1コマ目:
・ホールドに手を馴染ませる感覚
・足指で握る感覚

実践本気トライにて
・手順だけを覚えるオブザベーション練習
※5.10bまでをオンサイト。

2コマ目:
・ホールドに手を馴染ませる感覚
・圧力で、ホールドを押さえる感覚
・股関節を使って、狭いスタンスでレストする方法
・体幹の入れ方
・方向限定のホールドは、肘をその方向に合わせること

実践本気トライにて
・リスクに応じた、ビレイの弛み調整
・デッドした方が良いか、スタティックで次のホールドを探るべきか、の判断
・やや悪いレストポイントを活用することのメリット、デメリット

ARさん:5.10bをオンサイト、5.10cをムーヴ解決
WNさん:5.10cをオンサイト!
OZさん:5.11aをオンサイト