7月30日(水)は、小川山にて岩場リード講習。
女性HSさん、岩場デビュー戦の男性NMさん。
岩場リード講習は、小川山、天王岩、湯河原の3エリアで行っています。講習に向いた気温という意味では、
小川山:4月後半~10月末くらい
天王岩:春と秋
湯河原:11月後半~3月くらい
という感じ。
中でも、小川山での講習が、一番良いように思っています。
その3つのエリアの中では、一番“山っぽい”からかと。
理由として
①登りきったあとの景色が良い
・廻目平キャンプ場は、標高1,500m以上にあります。
・岩も、岩峰のように樹林帯から抜きんでたものが多いため、上に立つと気持ち良いです。
②スラブの練習が出来る
当塾のカリキュラムでは、ジムでの講習をスタートにしています。
(無料体験、ムーヴLv.0、リード講習、などなど)
そうなると、一番苦手意識が付きやすいのは、スラブとクラック!
でも、その2科目って、マルチじゃ必須科目です。
だからこそ、苦手意識を持たないうちに、スラブに触れてもらおうと考えています。
ちなみに、岩場リード講習では、3分の1ぐらいの時間はスラブのムーヴ講習です。
で、どうやら結構効果ありです。
本当は、岩場リードを卒業した人でも、スラブの基本を学びなおしたい人は、再度受けて欲しいぐらいです。
③ミニマムボルトの考え方を感じられる
天王岩、湯河原は、都心近郊の練習岩場という感じです。
限られた岩資源をフル活用と言わんばかり、小さな岩にルート数が膨大。
それはそれで、仕方ないとも思います。
でも、小川山なら、ボルトが控え目!
初登者の気分で岩のラインを読む。
そうすると、自然と次のボルトが目に入る。
ランナウトしたセクションに時代を感じて、ボルト直後はスポーツっぽく思い切る。
で、近くにはボルトの無いクラックルート、マルチピッチもひしめいて、次の憧れを抱く。
1,2年先も見えてきて、モチベーションも上がると思うんですよねー。
具体的な講習内容
・スラブの足置き練習
・終了点作業の練習
(HSさん:トップロープの張り方、結び替え、NMさん:掛け替えの回収)
・実践リードトライ(HSさんのみ)
・ヌンチャクの向き(NMさん)
・ミニマムボルトの考え方
・終了点とトップアウトの考え方
・ボルトから少し離れたラインが、弱点だと感じた場合の考え方
そうそう、小川山はキャンプ場も良い雰囲気です。
1泊2日で楽しむのも、最高だと思いますよ。