8月3日(日)は、不動沢にてマルチピッチリード講習。
補習で、男性ONさん、女性KSさんのペア。
今回のルートは、私が思うに、5.10aくらいのマルチの中で、日本屈指の魅力です!
<今回は登らない壁すら、楽しくオブザベする2人>
でも、先週に、注文の多い料理店を完登して、
「全然、物足りない・・・」
(岩のスッキリ具合、ジャミング比率、などなど)
と感じてしまったそうです。
※掛かった時間などを聞くと、難易度的には丁度良さそうなレベルだと思いますが。
<1P目のKSさん>
ということで、不動沢へ。
<ハング帯を、どうやって越えるか?>
で、トポも見せずに、
「じゃ、お好きなラインで頂上を目指しましょう!」
という形式です。
<必死でフォローするONさん>
さらに、クラック主体で、終了点すらほとんど無いという原始の姿。
<2P目もハング越え>
クラック好きの2人を、大満足させてくれます。
<難しそうなワイドに、ついつい誘い込まれる2人>
<リード交代するも、やっぱり敗退>
中盤以降の景色は、小川山のセレクションなんて目じゃないです。
その開放感、アルプスのバリエーションルートに匹敵すると思います。
<快適なハンドクラック>
「このマルチ、すごい!」
「やばい!」
「マルチやってて良かった!」
「日本に生まれて良かった級の感動。」
といった、台詞を連発していました。
<チムニー>
<頂上直下で、風を感じるONさん>
<頂上直下のボルダー>
<トップアウト直前>
あまりの景色に、写真や動画を30分も取り続ける2人・・・
“おのぼりさん”
ですねー。
<最高の笑顔>
「1シーズン分のマルチ体験をしたぐらい、凝縮された時間だった。」
という感想をもらえました。
<不評のプロフィール写真を交換しようかと、一応撮ってもらいました>
<楽園>
1年前にマルチ講習を卒業し、色々と経験を積み始めている2人でも、下降に大苦戦。
でも、なんとか捨縄などの残置をせず、クリーンな岩場を残すことが出来ました。
<難しい下降>
でも、良いルートを体験してもらうのも、それだけでプラスです。
1つの感動が、クライミング観、人生観を変えちゃうこともあるんですねぇ。
<懸垂ラインを吟味する>