2月18日(土)は、アイスクライミング講習にて、西上州。
マルチ卒業生のSGさん、その御友人で新規男性KTさん。
<入門砦>
実際に講習していても、通常のクライミング以上に、男女差が出る気がしています。
<アイスボルダー>
深く刺されば、それだけ有利。
ただ、興味深いのはアックスの代わりに軽いものを振ったとしても、スイングのテクニック差を感じます。
もしかして、力じゃなくて、テクニック?
もう1つの証拠として、女性でもテニスなどのスイングを含む競技をやっていた人は、割と最初からアックスが振れます。
<日記用の写真撮影?>
女性が登れないのは、力のせいということにすると、「出来ないのは仕方ない。」という結論に陥って練習意欲がなくなりがちです。
女性が登れないのは、テクニックのせいということにすると、「練習していれば、いつか花開くはず。」という試行錯誤モチベーションに繋がります。
<なかなか上手>
自分よりスイングが上手い人なんて、いくらでも居るでしょうから。
力不足を言い訳にするのは楽だし、実際そういう要素も無いとは言えないけれど、思考停止になるのは勿体ないです。
<凹角を活かす>
バランスの説明をする際に、
「アックスを振らない側(つまり、刺さりっぱなしのアックス)に対して、バランスの良い態勢を作ることによって、アックスが振りやすくなる。」
という原則があります。
つまり、
「右手を出したい⇒左手主体のバランスを作るべき⇒左手の下付近に足を持ってくるとバランスがとりやすいはず」
という公式です。
<シャイアン>
「右手を出したいから、右手の下くらいに足を持ってこよう。」
となって、バランス崩壊するといった人も多いです。
理由は不明ですが、こういったバランスを頭で理解することにも男女差を感じます。
ただ、これも嬉しいことに、反復練習で改善が見られますので、御安心ください。
数日~10日間くらいは掛かるかと思いますが。
<こっちから見ると、なかなか>
ただ、私は全然好きじゃないです(笑)。ので、講習生女性の方が、私の初心者時代より余程詳しいなとは思います。
<勝利の踊り>
これまた理由は不明ですが、何となく納得できます。
このケースだと、男性は何故レストが苦手になりがちかを学ぶ切っ掛けにできるかも。
有利不利はあれど、アイスクライミング人口そのものは、通常のクライミングと男女差に遜色ないような気がしています。
女性も、アイスが好きなんですねー。
有利不利の分析も、上達の肥やしにして行きましょう。
<踊れにゃ損>
めげないですよね。
アイスクライミングでも、徐々に成果が出て来て、良かったです。
具体的な講習内容
①アイスボルダーにて、バランス練習
・片手主体のバランス
・アイゼンの2本目の爪
・アックスの斜め打ちと足位置の関係
・クライムダウンでも、足位置のバランスを考えること
・乗り込みムーヴor懐を空けるムーヴ
②易しいルート
・ダイアゴナルよりもステミングを活かす足順
・極端なダイアゴナルは、逆に疲れる
・レスト(KTさん)
・やや傾斜のある氷で滞在する練習
③長いルート
SGさん:シャイアン(25mで、70~80°のセクションが15m近い。状態は、穴だらけでアックスを振る労力は少ない。体感Ⅴ-~Ⅴ級。)をリードで、ノーテンションにて完登。
KTさん:同ルートを、トップロープでのスクリュー回収。1テンション。