2017年2月22日水曜日

三者三様

2月19日(日)は、またもアイスクライミング講習。
メンバー総入れ替えで、女性SMさん、女性Sさん、女性MMさん。
今回、アプローチのエリア探しを3人にやってもらいました。
トポにある概念図は、全員に持ってもらって。

すると、3人がそれぞれ取った行動。
①ヒントを探してウロウロ
本人が言っていたのは
「初心者が行くエリアなんだから、こんな悪い道じゃないよ。」
「もっと良い道がある(と思う)よ。」

その後、それらしき踏み跡を見つけて、ホッと安心。
②踏み跡ハンター
スタート地点から、「こっちに踏み跡あるよ。」とズンズン先頭切って進んでいきます。

結果的に、その踏み跡はハズレだったのですが。
最終的に、それらしき踏み跡を見つけてホッと安心。
③地形概念などで、大体のルートが合ってること重視
「スタート地点から、南側に行くってことだよね。」
「ここから行っても沢に降りられそうじゃない?」

ただ、他の2人に
「いやいや、ここじゃないよ。」
と言われて引き返す。

そして、それらしき踏み跡に辿り着いて、ホッと安心。
①と②は、偶然アタリを引く可能性がありますが、永遠にウロウロする可能性もあります。
一方で、③は最短ルートではないのだけど、目的地に辿り着けるということが多いです。

また、③の方法は戦略的なので、経験と共に上達する可能性が高いです。
という訳で、③をベースにして、①と②も補助的に使う感じが良いと思います。

「夏山ハイカーじゃないんだから、地形概念でルートファインディングしましょう!ハイカーだって、意識高い人はもっと地形見てますよ。」
という小言も、添えておきましょう。
ただ、今回は3人がバラバラの意見で、しかも誰も自信を持って引っ張って行けるほどの経験もなかったので、とても良いディスカッションとなりました。
普段の山でも、こういうパートナーと登ると経験値になりますね。

具体的な講習内容
・アックスの振り方
(手首、肘、肩の使い方。大きめのスイングのメリット、デメリット。)
・片手主体のバランス
・ダイアゴナルor三角形?
・レスト練習
・安定感のあるバランスで、スイングを安定させる意識
・トップロープでのスクリュー回収練習

帰り際
「アイスクライミング、全然上達しないんですー。」
とSG姐さんにボヤくMMさん。
まぁ、2年前のSGさんの初回講習時よりは、登れていますから御安心ください。
ちょっとずつですよ。