2月26日(日)は、クラックリード講習にて、城ヶ崎。
男性KBさん、男性STさん。
STさんは、クラックリード講習初回ですが、なんだか飲み込みが良さそうな気配です。岩場リードまでは、割と時間が掛かるタイプだと感じていたので、ちょっと意外な感じ。一皮むけたんでしょうか。
夕方に、鬼ころし(5.7)をトップロープで登って、問題なし。
もう1回トップロープで練習してもらいましょう、という場面。
地上でのカムセットも、ある程度は理解していたので、
「次、カム回収でも、純粋なトップロープでも、疑似リードでも構いませんよ。自分が練習したい、と思うものをやってみてください。」
と振ってみました。
すると、
「うーん。全部やってみたい。」
たぶん、どの練習方法も、それぞれに成果が出そうなのが予測できるんでしょうね。
今回は、それぞれの目的はあえて書きませんが。
最終的に、カム回収をやっておりましたが、それですごく練習になったと感じたようです。
飲み込みの良さってのは、こういうことなのかもしれません。
単に急いでいる人なら、きっと疑似リードをやったでしょうし。
ある卒業生が言っておりました。
「私は、クラックだと5.8のオンサイトトライでも十分ギリギリだし、充実できる。この充実感は、上級者のそれに近いと思う。これって、幸せなことだと思うんですよ。」
講習生が5.8をオンサイトしているのを見ても、とても楽しそうですしね。
そういう意味では、成長速度は人生の充実度とは無縁なのかもしれません。
ただ、そういう本人も
「早く、もっと登れるようになりたい。」
とも言ったりするので、人間らしいのですが。
具体的な講習内容
・ジャミングのコツあれこれ
(脱力、力を入れるタイミング、方向の意識、など)
・地上でのカムセット練習
・5.4くらいのルートでのムーヴを洗練させる練習
・トップロープでの練習(STさん、鬼ころし)
・実践本気トライ(KBさん、鬼ころしをオンサイト)