11月26日(土)は、マルチピッチリード講習の予定が、2日前の雪で城ヶ崎に変更。
女性STさん、男性ITさんのペア。
普通に、クラックリード講習の復習参加と同じく、ちょっと応用編です。
<海です>
粘りに粘って、1テンションでトップアウト。
なかなか良いトライでした。
<岩の隙間>
「まだ日も高いし、ムーヴもカム位置も決まったわけだし、R.P.トライしといたらどうですか?」
とオススメして、
「まぁ、わざわざ来たし、せっかくだからやるかぁ。」
と何とかヤル気に。
<講習で使う5.4ぐらいのルート>
本人も、あまりの呆気なさに驚いた様子でした。
オンサイトトライで、粘りに粘ってカム位置を探ったりしていたので、2トライ目が格段に楽になるのは必然。
登れたことで、本人の気分も高揚して、私としても嬉しい話です。
<初孫(5.5)>
ちょっと興味深いので、御紹介。
①粘ったトライで色々と解明すると、2トライ目は予想以上に楽になる。
(ドタバタで登ると、忘れていてダメ。ハングドッグ中に、ムーヴ割愛してもダメ。)
②1トライ目で悪いイメージだったルートも、2トライ目で印象が良くなる。
(今回で言えば、1トライ目は5.8を激辛と感じた様子。)
③オンサイトトライの難しさ、それに対応しきれていなかった自分を、よくよく見返すことが出来て良い。
(手順が決まっちゃえば、この程度のムーヴだったんだけどなー。などなど)
<オバステ正宗(5.8)のオンサイトトライ>
「仮に一撃出来ても、2トライ目で再登した方が良い!」
と絶賛しておりました。
私を含めて、一般的にオンサイトしたルートを再登することは少ないかとは思います。
理由としては、再登だとどうしても完登間近のときのアドレナリンが出ないので、本気トライとしては質が落ちるからだと思われます。
とはいえ、これは中級者以上の論理だという気もします。
つまり、初級者のオンサイト練習として、一考には値するかなと思いました。
一般的ではないですが、良薬と感じる人もいるかと思います。
<ITさんも再登>
ただ、案外ギリギリだったのが納得いかなかったらしく、STさんと同じく2トライ。
結果的には、STさんと同じように1トライ目の復習になった様子でした。
たしかに、登れても2トライ目を出す、というのはアリなのかもしれません。
<2トライ目>
オンサイトトライ自体が怖い人、1トライ目でボロボロにされると2トライ目を出すのが嫌になってしまう人、色々だと思います。
特に、後者の方には、ちょっと自分を見つめ直せる話かもしれませんよ。
レッツ、2トライ。
<完登!>
<ITさんも2トライしてみた>