2016年11月21日月曜日

回復しないレスト

11月20日(日)は、リード2回目、3回目相当の6時間コース。
男性YNさん、女性NMさん、女性ADさん、八戸の男性TSさん。
レストは休憩。
通常、クライミングでは腕を下ろして血流を良くすることを指します。

回復を狙ってやると思われますが、片手はホールドを持っていなければならないので、その分だけ疲れるという初心者も多いです。
これはこれで、少しずつ腕を磨いていくとして・・・。

初心者に話すと驚かれることですが、本気トライでは、レスト中に回復していないこともあります。
ゲームっぽく言えば、パワーゲージが回復まではしなくても、小康状態が作れれば価値ありという感覚です。
その状態で、どうにか次のクリップ、ホールド、スタンスを確認する時間稼ぎが出来る訳です。
レストするほどにパワーゲージが減ってくるようであれば、時間稼ぎは難しく、レストしない方が吉、ということになります。

もうちょっと厳密には、
15秒くらいだったらチョット回復、30秒くらいだったら小康状態、1分以上長居すると逆にパンプしてくる、みたいな場面もあります。
そんなとき、「例のヤツ来た。早めに判断しないと、負けるパターンだ。」と急いで考えます。

最近、ジムでは、この手の話をよくするようになりました。
そうしたら、講習生のレスト技術がちょっと上がったような気もします。
さて、本日でNMさん、ADさん、TSさんの3名は、ジムリード講習を卒業といたしました。
YNさんは、もう少しレスト、ネコ足、ATCの操作、といった基礎に慣れてから、再度リード3回目をお願いいたします。

実践本気トライ
YNさん:短い垂壁5.10a 完登
ADさん:短い垂壁5.10b オンサイト
TSさん:垂壁5.11b(赤棒) オンサイト
NMさん:垂壁5.10a(水色四角) オンサイト