9月15日(土)は、研修登山にて笛吹川のヌク沢。
男性HYさん、男性NMさん。
<入渓準備>
今回は、マルチピッチリード講習を終えた人に限定。2人に、計画段階、ルートファインディング、滝のリード、などの全てをやってもらいます。
それに、私が付いて行くというのが研修登山。
<まだ、沢タビのフリクションに不慣れ>
当塾では、ロープを使用する登山を教える以前に、クライミングの基礎を講習することにしています。
つまり
①ジムのリード講習
②岩場リード講習(スポートルート)
③クラックリード講習
④マルチピッチリード講習
という4段階を経て、ようやくバリエーションルートへ行くことをオススメします。
<ちょっと慣れて来て、小滝を登って遊びながら>
この段階まで来ると、基礎的なロープワークは分かっているはず(?)。
実際、今回の2人も小川山のマルチのみならず、剱岳源治郎尾根、八ヶ岳小同心クラック、などのバリエーションにも個人で登っております。
<中流からは、連瀑帯>
ですが、バリエーションを登るとなると、クライミング能力だけじゃない登山技術もあります。
計画段階、装備、ルートファインディング、読図、敗退判断、などなど。
<水しぶきが上がる際は、フードを利用するのがオススメ>
そういったことを教えるのは、実際これからがスタートという気もしています。
<核心部の大滝をオブザべ>
大滝の登攀では、沢登り初心者とは思えない活躍を見せる一方。
「地図は、私の予想以上に全然読めていない」
「悪場を歩く最中に、ロープを出す可能性を考慮できていない」
など、気になることも多い。
<大滝1P目をリードするHYさん>
当たり前ですが、2人を見ながら
「やっぱり、バリエーションは初心者同然なんだなー。」
と、実感してしまいました。
<フォローのNMさん>
今回は、2人とも沢登りに初チャレンジ。
そういう意味では、半分は研修登山そのもの、半分は沢登りの基礎講習。
<20分くらい掛かって、ようやく構築したビレイ点>
他にも、岩稜などの入門バリエーション、雪山テント泊、ロープ使用を伴う雪稜、などでも研修登山は可能です。
夏、冬ともに、当塾の基礎的な技術講習を終えていることが参加条件。
<2P目でも、男らしいラインを突くNMさん>
受講者が少ない反面、
「ここから先が、いよいよ登山塾」
って気もしていて、楽しみな内容です。
<ハーケン回収>
本当に、楽しい1日でした。
また是非、よろしくお願いいたします。
<時間切れにて、尾根にエスケープ>
具体的な講習内容は、技術用語の付いていないものばかり。
説明がしにくいので、今回は割愛します。
<ヘッデンで登山道下山して、21時に車に戻った。遅すぎ・・・>