2013年9月26日木曜日

上達には、登る量が決定的

9月19日(木)は、昼と夜にムーヴ講習。
昼は、レベル0で女性SMさん。
夜は、レベル1で女性TZさん、女性HMさん、男性YZさん。
クライミングのグレードを上げるのに、最も決定的なのは
「登る量」
だと思います。

その証拠に、三段やら5.14やら登るような上級者の方々は、大抵の場合は週4日とか5日とか登っています。
(どうせなら、本当に上手くて強い人を見た方が、真実があります)

そして、ジムで3時間登るにしても、1日岩場にいるとしても、登る量が多い。
もちろん、たまに週3日とか2日とかで強い人もいます。

登る量は少な目で、質で勝負という人もいます。

筋トレなどの補助トレーニングが充実、という人もいます。

全部、効果はあるんですが、強い人の多くはやっぱり多く登っている。
理由は、色々あると思います。

・クライミングは、ムーヴ主体のスポーツだから、テクニックが重要

・クライミングに必要な筋力などを、登ることで鍛えるなら、“クライミングそのものが、筋トレに向かない”ことも考慮して、数日登って1日休むくらいのペースが丁度良さそうだから

2点とも、奥が深いんですけどね。
で、量を登ろうと思っても、障害があります。

・故障しやすい

対策:
フォームを意識してみる
高負荷・中負荷・低負荷を使い分けてみる
壊しやすい課題は、避けてみる

・モチベーションが続かない

対策:
ムーヴなどのテクニックを意識する
登った量を記録してみる
仲間と楽しみながらやる

・量を登っている割には、上達しない

原因:
自分で思っているほど、登っていない
練習方法やテクニックを誤解している


つまり、
・グレードを上げるのは、練習量
・練習方法やテクニックの誤解を解くのが、ムーヴ講習

という感じで、使って頂ければと思います。
ムーヴ講習を交えた方が、練習量を増やすのも楽しくなりますよ。


具体的な講習内容
1コマ目:
・ネコ足、姿勢
・レスト中に、次の作戦を練る

2コマ目
・姿勢、ツイスト
・反動ムーヴを使う際の、胸の張りの利用
・実践本気トライ

HMさんが、5.10cをR.P.!
やっぱり、クラック講習やマルチピッチリードを目指すなら、5.10cぐらいは最低限登っておいた方が良いですからね。