2013年10月2日水曜日

地味練習がウケると嬉しい

9月27日(金)は、湯川にてクラックリード講習。
女性HMさん、男性STさん、山岳会仲間の女性SDさん、男性Sさん。

<取り付きに、泥よけのシートを引いて、ボルダー気分>
ジャミングで、最も基本となるハンドジャム、フットジャム。

それらを講習するため、地上3mをボルダーと見立てて練習してもらいます。

<地上1m弱> 
で、以前はこれを1時間だけやっていたんですが、最近は2~3時間くらいやってます。

つまり、この練習のために、登れるルートが1本や2本減っても良いかな、と。

<前回は、霧雨っぽい中での講習だったSTさん>
冬の城ヶ崎でも、海辺の石ころの隙間で、似たような同じ練習を行っています。

こちらも、ビックリするぐらい地味練習。

<凹角。バック&フット、フットジャムの連続、ステミング、レイバック、のどれを選択するか?>
でも、そこで、5分毎、10分毎に新たなコツを説明していくと、ほとんどの講習生の方から

「意外と飽きないモンですねー。」

という感想をもらえます。

<SDさん。クラック仮免試験のデゲンナー(5.8)のリード>
思うに・・・

見た目は地味な練習も、意識するべきコツが明確だと、面白い。

って話でしょう。

<余裕を持ってR.P.>
良いルートを登らせて、お客様の五感を刺激するのが山岳ガイドだとしたら、

意識するべきポイントを整理して、知的好奇心を刺激するのがインストラクターなんでしょうか。

講習で上達するだけでなく、練習モチベーションを高めるのにも、講習を利用してもらえたら嬉しいですね。
具体的な講習内容
・ハンドジャム、フットジャム、フィンガージャム、フィストジャムのコツ
・バック&フット
・カム練習(地上にて)
・疑似リード(SDさんのみ2本)
・実践リード(SDさんが、デゲンナー)