10月18日(金)は、クラックリード講習にて湯川。
男性YZさん、男性Sさん、女性IMさんの3名。
<今回で、クラックリード講習は卒業のYZさん>
ジムのリード講習、岩場リード講習、クラックリード講習、マルチピッチリード講習。どれも、卒業はあります。
<写真を避け、後向きの女性>
ジムリード、岩場リードまでは、危険性なんかを実感出来たら卒業。
つまり、理解できたらO.K.。
あとは、
「とりあえず自力でリードしながら、1回くらいは補習受けると自信が付きますよ。」
という感じ。
<地上にて、ジャミング練習>
クラックリード講習の場合は、理解だけしても、実際に登ると危なっかしい人も多い。、
そうなると、怖すぎて岩場に行けないのも事実!
そこで、5.8以上のルートで
・プロテクションの取りやすいルートを、オンサイトトライ
・プロテクションの難しいルートを、リハーサル後にリードトライ
のどちらかを、卒業試験として行っています。
<デゲンナーにリードトライ!このトライは、1テン>
このトライまでに
・適切な間隔&正確なカムセットが出来てくるまで、疑似リードを繰り返す
で、実際の本気トライで
・パニックにならず、核心部の前でしっかりプロテクションを取って突入できるか?
これに尽きます。
<珍しく、私の写真も撮ってもらいました>
それが出来るなら、卒業試験でフォールしたって卒業です。
もちろん、本人は落ちたくないんですけどね!
<クラック講習の初回なんで、とりあえずトップロープ>
逆に、マルチピッチリードだと、易しいルートは最初からリードは出来ます。
(クラックの5.8を3本オンサイト、が参加条件なので、最低限のクライミング能力はある前提)
なんで、とりあえず何本も実践するのみ。
そして、完登や敗退を重ねてもらいます。
<2回目のデゲンナー。これで、R.P.!>
で、システムや戦術的に、危なっかしいことが少なくなっているか?
ということが、卒業要件になって来ます。
結局のところ、
「あー、この人、分かってきたなぁ。」
と、私が感じたら卒業、って感覚的な部分は否めません。
「なんで、卒業じゃないの?」
って聞かれても、上手く答えられないこともあるのです。
私の舌足らずもあります。
講習生からしても、
分かってからじゃないと、自分が分かっていなかったことを客観視できない、って現実もあります。
クラックリードからは、講習期間も長くなりがちです。
焦らず、頑張って行きましょう!
<卒業試験の台湾坊主リード!無事にR.P.>
具体的な講習内容
・ハンドジャム、フットジャム、フィンガージャム、フィストジャムのコツ
・バック&フット
・疑似リード(YZさん、Sさん)
・実践リード(YZさんが、デゲンナー、台湾坊主をR.P.!)
YZさん、
「卒業って言っても、仮免みたいなもんですね。」
と、仰っていました。
それを聞くと、
「うんうん、だいぶ見えて来ましたね。良かった良かった。」
って気持ちになります。