2013年10月28日月曜日

ショートルートでは、腰に付けるギアは最小限に

10月27日(日)は、湯川にてクラックリード講習。
男性STさん、新規の男性ONさん、男性YKさんの3名。
ショートルート(1ピッチのルート)は、スポーツっぽい。

実際、ボルトルートはスポートルートなんて呼びます。
なんで、ショートルートのエリアは、陸上競技で言えばトラック内みたいなものです。

ハーネスに不要なスリングを付けていたりすると、私自身いちスポーツクライマーとして、

「なんか、変だなぁ」
という見た目の違和感があります。
それは、陸上選手が、腰にペットボトルを付けて走っているような違和感です。

その選手が
「満タンじゃなくて、200mlくらいなら、タイムに影響は感じないよ。」

「走り終わったら、すぐに飲めるから、便利なんだよ。」

と、言われても。

「走り終わってから、飲みに行ってはいかが?」
と思うでしょう。
なんで、ウォームアップなら別に構わないんですが、

本気トライでは

「カラビナ1つ、スリング1本でも軽量化するぞ!」
って、意識があるのが良いと思います。
我々、山屋さん系は、ついついスポーツクライマーのエリアを腰にギアじゃらじゃらで踏み込みがちです。
その見た目は、いかにも素人っぽい・・・。


終了点を見極めて、少なめのギアで取り付こうと心がけてみましょう。

そうすると、今度は立場逆転。
我々の方が、ロープワークに詳しい分、スポーツクライマーよりも腰周りスッキリ(笑)。

腰のギアを見ただけで
「おっ、終了点作業の見通しが立ってますね。」

って感じで、ベテランっぽくなります。
同じ話は、ジムでも・・・

・ルートエリアで、セルフビレイ用の器具、ハンマーホルスター、なんかを付けている
・ボルダーエリアで、ハーネスを履いている

って形に表れます。

「ほとんどパフォーマンスに影響しない」
「外すのメンドクサイ」
と、本人が思っても

周りのクライマーからは
「なんで付けてるんだろう」

って違和感があるものです。

本気トライだけでも、外すのが良い態度かと思いますよ。
(実際、ちょっと軽量化になる訳ですしね!)
具体的な講習内容
・ハンドジャム、フットジャム、フィンガージャム、フィストジャムの練習
・擬似リード(YKさん、STさん)


STさんは、まだリード向きの登りに改変するのに時間が掛かりそうです。
YKさんは、まだまだカムの作戦が見えていない状態。登りは、余裕もあるんで、もう少し擬似リードを積めば良い感じになるでしょう。
ONさんは、とりあえず台湾坊主がトップロープで完登できたことが、良かった。まずは、クラックを楽しみましょう。