2013年10月15日火曜日

教えられる限界は、どこか?

10月11日(金)は、マルチピッチリードが雨中止にて、ジム講習。
YZ夫妻の旦那さま。
自分が出来ないことは、教えられません。
当たり前ですね。

が、自分が何となくやっていることも、教えるのは難しいものです。

となると、自分に近いレベルの人には、講習するのは難しくなります。
教え始めた頃は、これをグレードで考えていました。

例えば

「自分のオンサイトグレードが5.12前半くらいだから、
オンサイトグレードが5.11前半位の人が限界かなぁ・・・」
ですが、教え始めて思うのは、

「自分と同グレードであっても、講習レベルの内容が出来ていない人もいるもんだなぁ。」

つまり、

「私が明確に意識化しているテクニックは、教えることによって5.12クライマー並に出来るようになったりする。」

ということです。

ただし、
私が“意識化している”テクニックだけ!
そういう意味では、やっぱりグレードで測るのも的外れでは無かったみたいです。

オンサイト5.11前半レベルなら、教えることは相当ありそうです。
ムーヴの問題ではなく、ルート戦略の問題かもしれません。

それ以上だと、
「3時間で、アドバイス出来ることが、何か1つ2つは見つかると思います」
ってくらいでしょうか。

最近は、多くのボルダージムで教えるのが上手いスタッフが1人や2人は居るみたいです。
こういったところで、無料スクールを利用するのも、それ以上への突破口になるかと思います。


具体的な講習内容
・ネコ足(ちょっと反動を付けるパターン)
・指の脱力(オープンハンド)
・反動ムーヴ(反動を付ける方向、最初に胸を張ってから緩める、逆足のパターン)
・体幹を意識すること(ホールドの真下でないスタンス、悪いスタンス、強傾斜でも体を起こすこと)
・実践本気トライ(5.11aは2撃、5.11cは1便でムーヴ解決)

<ロープワーク>
・セカンドのテンション解除
・ガルダーヒッチ