10月24日(木)は、ビッグロック日吉にて、ロープワーク講習。
女性KSさん。
<ここのジムは、終了点・ビレイ点作業の練習エリアが充実>ムーヴ講習で、5.11を登るような人にもネコ足やら脱力やらを練習させております。
というのも、5.8でネコ足が出来ても、5.10aでネコ足が出来ないという人も多いので。
<アラーの神に祈りをささげている、訳ではない>
それも、最高グレード5.10bの人なら、
「限界近ければ、そりゃムーヴもブレますよね。」
で済みます。
が、最高グレード5.11aの人が5.10aでバタバタしてたら、
「あの人、下手なんだなー。力だけでグレード上げたいのかな?」
と、思われちゃいます。
<離陸が精一杯だった、フレアークラック>
ロープワーク講習も、ロープの畳み方や、シングルピッチの終了点作業を洗練させる練習が、常に半分を占めます。
思うに、これが本当に高いレベルで実践できる人なら、トラブル系ぐらいの習得なんてチョロイんじゃないかと。
それぐらい、基礎をより高いレベルに上げるのは有効だと感じています。
<チムニー。なかなか、練習になる>
同じことが、クラックにも言えます。
ハンド、フィンガー、フィスト、チムニー、オフウィズス、全ての5.8までがスイスイ登れる基礎。
これって、結構大事だと思うんですよねー。
せめて、同じサイズがずっと続く、単純なクラックだけでも!
<スクイーズチムニーだが、出だしが浅くて奥まで入れない。ちょっと、O.W.チック。>
どんな講習も、思ったほどには進まないかもしれません。
特に、ロープワークは
「この人の手馴れ具合、考える速度からして、このレベルまでは教えても大丈夫かな」
という見極めをしています。
ちょっとずつしか進みませんが、そういう物なんだと思いますよ。
具体的な講習内容
・ロープの畳み方、背負い方を洗練
・終了点作業で、ヌンチャク、スリングが足りなかった場合の対処方法
・セカンドのテンション解除