2014年9月5日金曜日

やる気の初心者は、日本に溢れている

9月5日(金)は、リード3回目。
クライミング歴3ヶ月の男性SGさん。
<なんと、本日で5.9、5.10a、5.10b、5.10cとオンサイト。さすが、元野球部?>

昨夜0時は、10月分の予約受付開始でした。

で、今回は過去最高の混雑で、かなりの方を断ってしまいました。

これに関して、私が思うこと。

たぶん、この登山業界には、

「自立したクライマーになりたい。」
「安全な技術を身につけたい。」
「クライミングの幅を広げたい。」

と思う人が、あふれています。
<もちろん、ジムリード講習は卒業です>

ただ、現状では、それに対応するインストラクターが、圧倒的に不足していると思います。

というか、最近までは
フリークライミングと登山を別々の講習で学ぶしか、方法がなかったと思います。

フリークライミングは、ジムからクラックのリードまでを教えてくれるインストラクターに学ぶ。
登山は、雪山テント泊のプランニングから見てくれるガイドに学ぶ。

っていう。
で、最後のマルチシステムは、文部省の登山研修会にでも参加するぐらい?

というのも、アルパインガイドって教えるのが好きじゃない人が多いです(笑)。
で、山岳会の教え好きの先輩にも、当然「アタリ、ハズレ」があるでしょう。

まぁ、石田登山塾も、商売度外視じゃないと出来ないような仕事です。
でも、業界的には、もっとインストラクターが増えても良いように思います。



今、商売度外視の価格設定にして開業しちゃったインストラクターに、長門敬明さんがいますね(笑)。
トップレベルのアルパインクライマーなのに!
http://nagatoclimbingschool.web.fc2.com/index.html

もちろん、今井健司くんも。
普段から、一緒に登るときは講習時の教え方やリスク管理について、相談に乗ってもらってます。
彼の性格なら、将来的には僕より上のインストラクターになることでしょう。
http://www.kenshi-imai.com/


ちゃんとした基礎技術と考え方を持った初級者が、業界に増えたら良いな、と夢見る私です。