2014年9月7日日曜日

クラックムーヴ講習は、過去すべてワイド講習

9月6日(土)は、クラックムーヴ講習にて、湯川。
なぜか、またまたワイド講習。

女性KKさん、男性YDさんのペア。
加えて、女性ARさん。
<バック&フットの練習>

クラックムーヴ講習は、もともとは、ちょっと難しいクラックを扱うために設定しました。

参加条件に、
「5.9以上のオンサイトorフラッシュを3本」
としているのも、

・プロテクション技術、リード技術は、最低限は持っている
・クラックリード講習では、5.9以下が密集しているエリアしか行けないので、それ以外のエリアに行く実力がある

という前提。
<オフウィズス練習で、燃え尽きた>

そこで、フィンガー、シンハンド、オフウィズス、チムニーなどを、申し込み者のオファーに応じて講習できるという見込み。

ところが・・・

実際には、今のところ
「ワイドクラックを教えて欲しい」

というオファーしか、来たことがありません(笑)。
<最後に、リードトライ>

きっと、ワイドが一番
「訳が分からない!」

と思うんでしょう。

他のサイズは

・フィンガー
フェース能力でも、ある程度ごまかせる
ロープワーク講習のオマケで、少しずつコツを伝えるチャンスがある

・シンハンド
ハンドが上達すれば、ある程度は出来るようになる

・フィスト
ハンドの延長で、最初から多少は出来る

って訳で
「すぐに講習受ける必要は、感じないのかな?」
と予想しています。

あと、
「マルチピッチ、ミズガキでは、ワイドが頻繁に出てくるから。」
ってことだろうと思っています。
<ムーヴが丁寧な、魔女さん>

たしかに、ワイドはコツを覚えていくのが、自力では難しい分野だと思います。

僕も、1ヶ月ヨセミテに行ったとき、長門さんと毎日ワイドの5.8、5.9とかのオンサイトでウォームアップしたのが、基礎を培ったなぁと。
長門さんが、ワイドも上手いので、ワイドムーヴについて毎日のように会話しました。

そこで、経験者のイメージを聞きながら、毎日ムーヴを修正していくだけでも全然違うと思うんですよね。

結局、そのツアーでは、ワイドは5.10aまでしかR.P.できませんでしたので、グレードはちょっとしか伸びませんでした(笑)。
でも、仕組みが分かっただけで、その後の練習も、楽しさが違うと思うんですよね。

何度も言いますが、ワイドは嫌いになる可能性があるので、早めに講習を受けるのも良いと思いますよ。



具体的な講習内容
・バック&フットの注意点あれこれ
(スタンスを積極的に利用、足を滑らせない努力)

・オフィズスムーヴの仕組み
(ニーロック、ヒール&トウ、アームロックとガストンで体を壁から離す工夫)

・オフウィズスサイズのカム(5番、6番)を使う注意点
(クラックの奥に決めるメリットとリスク、カムをずらすメリットとリスク)