2014年3月13日木曜日

またまた、教え方メモ

3月12日(水)は、ムーヴ講習Lv.0。
どちらも新規で、男性BNさん、男性TNさん。
同じ技術を教えるんでも、色々な方法があります。

①「こうやってやると、~~で安定しますよ。」と、技術、理屈、実演を講師が行う。

講義法、なんて呼ぶこともある。

講師が理屈を理解していれば、1番手軽。
私も、1番よく使う方法。


②ある程度、疑問が沸くような見せ方をして、Q&A方式で説明していく。

問答法、などと呼ぶこともある。

説明だと、長くなるようなときに、わざと疑問が残るようにやる。
難しいことを説明するときに、よく使う。


③生徒が、その技術に気付く可能性が高い“課題”を設定して、
「もしかしたら、~~だと安定するかも。」
と、仮説を立てさせる。

で、さらに検証も、生徒がやるように検証方法を教える。

で、講習の最後に、まとめを行う。

名前は忘れましたが、理屈もモチベーションも1番上がる傾向にある様子。
思考の流れ、そのものを教えようって大技。
理科の実験で、実験前の仮説を生徒が立てるようなもの。

ただ、教師のレベルが相当高くないと、
“仮説を誘導して言わせただけ”

になってしまうそうです。

でも、上手く行くと、
「実験したくて仕方ない!」

と高いモチベーションにしてから、実験の授業に入れるんだとか。


私も、毎度同じ講習内容を繰り返すうちに、洗練が進んできた内容は③を目指すようになってきました。
自己評価ですが、本日は結構うまくいったと思います(笑)。

つまり、単にムーヴを教えるんではなく、講習生のムーヴに対する思考レベルを1つ上げられたんではないかと。


私の成長の方向性にも

①説明のわかり易さ
②本質を考えせる教え方
③講習時の安全度を上げる方法
④自分自身が上手くなることによって、見える範囲を拡大
⑤ファーストエイド

などなど、色々あります。

幸い、どれも好きで良かったです。
ただ、ここ1年、⑤はサボったので、技術がサビてそうで不安です。


具体的な講習内容
・ダブルチェック
・カラビナの持ち方
・トップロープのビレイについて、治す点を何点か
・一手一手レストする練習の中で、講習生が気づいたコツを検証していく
肩の脱力など、何点かを理解していただけた様子