11月28日(金)は、リード講習6時間コース。
名古屋のSY夫妻が、前回に続いて2回目。
前日から連続で、女性HMさん。
ジムリード講習は、クライミング講習の中では一番カリキュラム化されたものです。1回目はここまで教えて、2回目でここまで、3回目は最低でもここまで、出来ればこの辺も。
という感じで、私の中で決めています。
対極にあるのが、マルチピッチリード講習、ムーヴ講習、ロープワーク講習などで、教えることに終わりが見えないくらい。
とにかく、その人に応じてアドバイスしていく流れです。
とはいえ、本日の2人は6時間コース×2回で、割合順調な2人。
経験者ばかりが集まったクール並みに、詳しく講習をやりました。
例)
・スポットの実験
・しゃがみビレイ、立ちビレイの比較検討
・1本目、2本目でのフォール
・実践本気トライ
などなど。
毎度のように思うんですが、
「ボルダラーは、一番ジムリードが教えやすい!」
やっぱり、
・クライミングを、スポーツとして取り組むことに慣れている
・その一方で、講習を受けに来るだけの安全意識もある
・フォールに対する抵抗も少ない
・ムーヴ予測能力があるので、ビレイの弛ませ方、クリップしそうなポイント、などへの予測がしやすく、ビレイが上手くなりやすい
とはいえ、当塾に来る半分以上は、山屋さん。
「山のために、クライミングが必要だと思って。」
という意識がスタートだと、上記の能力に至るのに時間も掛かります。
(SY夫妻なんかは、2年間ボルダーをやってからのリードデビュー。)
山は、スポーツっぽくないですし。
今までの習慣が変えられず、苦労する方も多いです。
でも、マルチピッチリード講習から先は、山屋さんが強い世界かと思います。
判断するという場面が、雨あられですから。
育った畑は違えども、レールは同じですので、頑張って参りましょう。