11月2日(日)は、マルチピッチ体験講習にて、越沢バットレス。
女性MTさん、男性OGさんのペア。
<オブザベタイム>
だから、ジムのリード講習の直後に受ける人、逆にマルチピッチリード講習の直前に受ける人、の両方がいます。
<オブザベタイム2P目>
「マルチピッチって、こんな感じのシステムですよ。」
「カムって、こういう使い方をするんですよ。」
「クライミング能力も、ロープワークも、どっちも鍛えていきましょうね。」
「大きな壁を登ると、クライミングと登山の中間みたいで面白いと思いませんか?」
といった、クライミング講習の目標地点を見るためのもの。
<リードを意識すると、5.11クライマーでも怖くなるもの>
そういう人は、技術書や雑誌などで、ある程度はマルチピッチのイメージを掴んでいるんでしょう。
だから、
「さぁ、いよいよマルチのリードをやるかな。」
という段になって、受講します。
だから、
“クラックの5.8以上のオンサイト3本を済ませてから、初マルチを体験する”
というパターンも珍しくありません。
<オブザベタイム3P目>
「この壁で、自分がリードするなら、どのラインにします?」
「あそこで行き詰ったら?」
「右に行くか、左に行くかの判断は、どこでします?」
といったことを問答しながら、リード気分でフォローしてもらいます。
<核心部へ>
だから、毎ピッチのビレイポイントで、5分くらいは質疑応答って状態です。
<結構本気>
これは、
「カム回収で、苦労させよう!」
という罠ではありませんよ。
「この辺にも、意外とプロテクションが取れるんですよ。」
という意識付けのためです。
<緊張気味の懸垂下降>
という意見もあります。
ただ、今のところ2つのニーズがバッティングしたことはないので、しばらくはこの方法で行こうと思います。
ちなみに、今回の2人は、ちょうどクラックリード講習を受けている段階。
リード講習直前向けっぽいカリキュラムで行いましたが、大部分は消化してもらえたようです。
そして、とても静かな2人ですが、マルチピッチデビュー戦は楽しかったようですね。