GWは、自分のクライミングにて。
とりあえず、4月30日(土)は、野猿谷にて宿題回収。
1本目は、Shout(ワイド系、初段)。
出だしの反転ムーヴが岩スレスレまで頭を下げるため、マットを敷くことができません。
(薄いマットなら、ギリギリ敷けたかもしれませんが)
前回来たとき、最初は怖くて仕方なかったのですが、段々と「反転の回転軸にしているガバホールドが欠けない限り、ここで不意落ちすることは無さそう。」という感じになってきたので、なんとか。
あとは、終盤のマントルがカチッとハマるムーヴが見つからず、太腿でマントル中盤まで持ち込んだ状態でデッドという、なんとも不確定な型に。
実際、R.P.時もムーヴが微妙に変わりました。
通算4日目。
今後、繋げもののTwist and Shoutをやる場合、最終盤にヨレた状態でマットを敷けない反転ムーヴという構成になりそうなので、今の実力だと厳しいという印象でした。
さて、マットの上からスタートすると離陸ムーヴが相当易しくなってしまう課題って、結構ありますよね。
その場合、安全上はマットを岩の近くギリギリに敷きたくて、本来的には地上からスタートすべきという葛藤になると思います。
これを、スタイル問題と見るか、ルール問題と見るかも、意見が分かれそうですが。
今回の場合は、安全上はマットを真下に敷きたいが、完登を目指す上で障害になるというパターンでした。
こちらは、クラックのプロテクション戦略、登山での軽量化などに通じる、リスク管理の話。
ボルダーは、課題ごとにリスク管理の考え方を柔軟に変化させて、その中で最低ラインは担保し続ける、というところが面白いです。
岩は小さいのに、リスク管理のパターンは幅広いという不思議さ。
2本目は、ジーラ(フェース系、2級)。
亀千代も宿題だったので、お互いに1時間以上トライして、ようやく回収。
通算2日目。
低いし、下地も平らなので、マットを敷くとジムに近い安心空間。
こういう課題がチラホラあるところも、ボルダーを辛くさせすぎないポイントかもしれません。沢登りのナメ床歩き、みたいな開放感です。
ちなみに、以前も書きましたが、僕にとって宿題は「打ち込めば、そのうち登れそうだけど、まだ完登していない」ものです。登れるか不明なぐらい難しく、封印するかの境界線上のものは、宿題とは呼びづらいので。
適切な言葉が浮かびませんが。