ここ最近は、小川山でボルダーをやっております。
「フィロソフィー」(初段)で、初日にムーヴが出来ず敗退し、もう1日行ったら疲労困憊でホールドすら触らず帰宅したところまでは書きました。
その後、フィロソフィーに2日間通って、ムーヴは解決したものの、繋がる気配なし。
僕の手順で実質15手のトラバースで、3、4、6、7手目が、自身最高強度のムーヴに感じるため、繋がる気がしないという状況。
加えて、15手目が微妙にヨレているだけで失敗しやすいムーヴ。
とりあえず、7手目をスタートとして15手目まで繋げるという分解練習を行い、そこまでは半日がかりで成功。
これを持って、ひとまず封印中です。
10年前はムーヴも全くできなかったので、辛うじて進歩していると考えましょう。
そこから、「延長サブウェイ」(1級)という課題に2日半くらい通いました。
こちらも、ムーヴは解決したものの、やはり強度が高過ぎて繋がらず。
SDスタートのトラバース課題という、超地味な課題ですが、これも10年前の宿題でした。
こちらは、惜しいところまで行ったトライもあったのですが、決めきれず。
実質4手目までが核心で、そこからレストらしいレストなく、5.11cぐらいのトラバースに入ります。
最初の4手が成功したのは、通っていて2回だけ。しかも最終日は、一度も成功せず・・・。
この手のムーヴに関しては、ほとんど進歩していないことが明らかになりました。
ただ、できないなりに学ぶ点もあり、基礎練習の方向性も少し変化できそうに思いました。
傾斜壁での外傾スタンスの足残し、右手でのぶら下がり(例えば、左手での片手足ブラはガバならできるが、右手だと出来るには出来るが右肩の関節に違和感を感じている)が、一つの肝だと感じました。
タイムトンネル(3級)。
こちらは、4トライで完登できました。
フィジカル的には、十分に一撃狙いできるものだったのですが、この手の課題はオブザベが本当に難しいです。
30度ほど下開きのチムニーで、天井のハンド〜フィストサイズのクラックが、所々にジャミングが効いたり、縁が持てたり、といった形状です。
ただただ、珍しいタイプのムーヴに興奮して、ついついオブザベ不十分で取り付きたくなってしまうのも、一つの難しさだと感じています。
多くのワイド系課題は低いので、リスクによる緊張感を利用して、オブザベに真剣になる手法も使いづらいです(笑)。
ただ、実際に背中から落ちる課題もあるので、低くないと困るのですが。
でも、なかなか勉強になったので、再登したり、逆方向のトラバース課題として2回登ってみたりして、楽しめました。
この手の課題は、まだフィジカル不足よりもテクニック不足・戦略不足を感じられるので、登ること自体が練習という感覚です。
フィジカル不足を感じる課題は、
登れなかった→「次に、この課題に来るまでに何をすべきか?」
という構図に瞬時になりますよね。
そして、それが失敗すると、次に来ても何もさせてもらえないという惨状に。
登ること自体は、クライミングの一部でしかないという現実を突きつけられて、結構ツライものもあります。
しばらくは、ジムで登る数週間になりそうなので、また少し考えてみます。
小川山は、来シーズンかもしれませんが・・・。