2015年5月16日土曜日

トップロープのビレイ~~出だしは張り気味か~~ 

5月15日(金)は、ランナウトにて。

1コマ目が、リード3回目にて女性OGさん。
2コマ目が、リード1回目にてNS夫妻、HDさんの3名。
トップロープで、

「出だしは、張り気味で。」
という方法があります。

実際、ちょっとした弛みやロープの伸びで、足が地面に着いてしまうから、というのが根拠です。
それなりに、有効なときもあるとは思います。

ただ、これを
「グランドフォールしちゃうから。」

って言うと、ちょっと過剰反応じゃないかと。
例えば、通常50cmくらい弛ませてビレイをしていたとします。
で、ロープが50cmくらい伸びることが予想されていたとしましょう。

ってことは、少なくとも合計100cmの高さまでは、墜落=グランドフォールです。

で、本日の講習生を見ていると、そのせいか200cmくらいの高さまではものすごくビビってます。
でも、実際は・・・もう分かりますよね。

高さ50cmくらいなら、自分で着地したって良いんですよ。
高さ100cmくらいなら、ロープにビヨーンと体重掛けながら、着地すれば良いんですよ。
高さ150cmくらいなら、同じくロープに体重掛けて、「もしかしたら軽く足が地面に届いちゃうかなー。」くらいに心構えしておけば良いんですよ。

トップロープが、ボルダーマットの役割を果たしてくれているようなもんです。
(個人的には、高くなるほどボルダーマットより衝撃吸収してくれるので、安心度が高い)

出だし核心のルートで、早めに1本目や2本目をクリップしてから核心ムーヴをこなすのも、同じ理屈です。
ビンビンに張らない程度だけど、フォールした時にボルダーマットくらいは、着地をソフトにしてあげようと。

昔、ブログに
「トップロープは、ちょっと緩めが良いと思う」
というのを書きました。

その根拠となる技術編、っていう位置づけですかね。

くどいようですが、そこまで分かった上で出だしを張り気味にした方が良いと判断することは、ありうると思いますよ。
例えば、捻挫している人が片足クライミングを楽しむためのビレイをするとか、典型的なケースでしょうか。