2015年7月6日月曜日

ロープワークも地味にコツコツ

7月5日(日)は、ロープワーク講習にて、ストーンマジック。

女性ARさん、女性WNさん。
加えて、ときどき参加して下さる男性YMさん、男性YKさん。
<登り返しの復習>

女性2人は、もともとロープワークは苦手だったものの、だいぶ強くなってきたように思います。

講習内容も、だいぶ個別指導の色合い強く。
<筆談中>

①ロープ畳みから、ギア全般の扱いへ。

通常の肩畳み、背負い、手畳み、手コイル、肩コイルは結構なハイレベルです。
で、後半はスリングやカラビナの扱い。

ARさんは、どうもカラビナの持ち方が苦手で、アルパインクイックドローの作り方でまごついたり、ギアを落としたりしやすい傾向に。
WNさんは、今更ながらクリップが苦手。

午前中の2時間は、そんな作業の洗練を目指してみます。
<個別メニューにて>

②マルチピッチの作業効率

リード&フォローから、懸垂下降への切り替え。
具体的には、最終ピッチの終了点が、下降点でもある場面です。

フォローが到着したら、そのままロープの末端を下降点にセットすれば、完了という場面です。
(フォロー側のロープが表になっているので、そのまま下ろせば良い。)

でも、初心者はナゼかロープを裁き直そうとしたり、2本のロープを別々にまとめようとしたり。
安全上NGではないんだけど、2度手間、3度手間をやりがちです。

その辺について、考える切っ掛けになればと。
<リラックス>

③登り返しの復習

これは、未だに失敗が多いです。
一応、マッシャー2本で登れるんだけど、マッシャーが滑ったときのためのバックアップの取り方で失敗するというパターン。

これは、1時間程度でも結構出来るので、ときどき思い出し練習が有効そうです。
<リードビレイからの脱出>

④リードビレイからの脱出

前回、質問から講習内容に浮上したセルフレスキュー技術。

やはり、まだまだ混乱している様子だったので、2人で頑張って考えていただき、私は質問にだけ答える形式で。

この技術自体、私は一度も実践で使ったことは無いんですが、知らないってのもリスクです。

それに、ロープワークの練習課題としては、良課題だと思っています。
終了点でギアが足りない場合、とかのプチトラブルも良課題ですよね。

応用問題をやることで、基礎がよく分かる、というのが大事みたいです。
<フィンガー練習>

自分では、なかなか練習しないロープワークです。
こういうチャンスに、地道に底上げしてくださいませ。


具体的な講習内容
(男性2人の分のみ)
・ロープの畳み方を洗練(背負いも)
・ショートルートの終了点作業を洗練(YKさん)
・懸垂下降~登り返し(YMさん)
・宙吊りからの登り返し(YMさん)
・終了点が立木で、スリングを使い切ってしまった場合(YMさん)
・ビレイ点が立木で、スリングを使い切ってしまった場合(YMさん)

最後に、オマケのフィンガージャム練習も。