2020年5月8日金曜日

記事の紹介

今回は、友人の2つの文章を御紹介します。
GW前の強すぎる登山自粛論調に反感を持った人が、結構な数居た、ということにホッとします。

1つ目。
のぼる・すべる 『登山の責任論』(5月5日)
池田航さん。富士山ガイドの仲間で、東大スキー山岳部OB、青鬼。
インターネットでの遭難報道の炎上、自己責任論への違和感、登る自由と社会的な利益と対立、などをコロナ騒動を機に整理してみる内容です。

「そもそも、山なんて社会に迷惑かけるのが前提。今更、なに良い子ぶってんの?」
「afterコロナを意識するあまり、里山ハイキングとかを推奨しまくると、登山本来の冒険的な醍醐味が失われそうで不安だ。」
といったモヤモヤが共有できる方は、面白いと思います。

実際、低リスクを意識するあまり、制限が強くなったらつまらないですからね。(リード非推奨、地図読み山行でのGPS必携、入山禁止地区や期間の増加、ソロへの嫌悪、新しいスタイルへの反感、など。)

PDF版の本文まで読まないと結論が分からない構成なので、ぜひ頑張って。

2つ目。
山岳ガイド 佐藤勇介 「After コロナの登山」(5月4日)
西立川のジム「カメロパルダリス」のオーナーでもある、山岳ガイド。

僕とスタンスは似ていて
「今は、さすがに難しそう。特に、クライミングは厳しい。」
「県内の低山など、低リスクの活動から、なるべく早く再開させて行こう。」
「今後は、コロナ対応で登山業界も変わっていくかも。」
といった感じです。

ちなみに、知り合いではないのですが「対策をガッチリすれば、今すぐにでも登山可能(ステイホームとリスクに大差なし)だし、その権利を主張していくべきだ!」という武闘派も、一定数いそうですね。「今すぐ、新しい生活様式に完全移行して、ステイホームは辞めるべし。」という学者や評論家と同じスタンスと理解しています。
そのスタンスが理にかなっているのか、私には判断つきません。
ただ、武闘派の方々は感染対策に詳しかったりするので、参考にもなります。どんな形で再開するにせよ、感染対策とは長いお付き合いですからね。
とりあえず、今日は車に積んでおく消毒液を購入してみたり。

頑張りましょう!