2021年3月22日月曜日

身体に優しいローカルエンデュランス

3月2日(火)は、ムーヴLv.0にて、女性IGさん、復習参加の男性TGさん、新規女性IMさん、新規女性TYさん。
3月3日(水)は、リード2回目にて、男性YKさん、男性ONさん。
3月4日(木)は、ムーヴLv.1にて、女性WNさん。
3月6日(土)は、雨中止でムーヴLv.1にて、男性TGさん、女性Mさん、女性KIさん。
3月9日(火)は、1コマ目がムーヴLv.0にて、女性TYさん、新規女性ABさん、2コマ目が新規女性YGさん、新規女性KBさん、新規男性Gさん、新規女性HNさん。

最近、肘の痛みを訴えて、フォーム矯正がてらムーヴの基礎を再検討するために定期的にLv.1を受講してくれているWNさん。
フォーム矯正の道のりは一朝一夕には行かず、あらゆる基本動作を作り直して行きたいと、少なくとも僕は考えています。

さて、講習は普段通り、傾斜の緩い面(スラブ〜せいぜい垂壁)で、全てガバのルートをスローモーションで行うことにしています。
そこで、ほんの少しでも肘・肩・手首に違和感がある動きを、正常化していきます。
その際、フォームというよりも、普通のクライミング技術を講習することも多いです。
(ジムの5.6なので登れない人は少ないが、皆が決して上手には登れていない。)

すると、思わぬ副次効果があったようです。
翌朝、WNさんの肘の痛みが軽くなり、腰痛も良くなり、なんだか全身が軽くなったとのこと。
もちろん、これは一過性のものです。根本的には、フォームが改善するまでは何度でも痛みが再発するはずです。これが改善するまでの遠い道のりは、やはり覚悟する必要があります。

それでも、超低負荷の運動を、これでもかと丁寧にやるように心掛けたら、整体に1回行ったような効果を感じられた、ということです。

痛みが無い人は、このトレーニングだけをやって本気トライをせずに帰宅する、という機会が少ないと思います。故に、この効果を実感する機会は、ほとんどのクライマーにとって少ないことでしょう。
しかし、これは『パフォーマンス・ロッククライミング』でローカルエンデュランスのトレーニングが紹介されているように、古くから知られていることです。『クライマーズ・バイブル』にも書かれてましたよね。

痛みは、あなたのクライミングを根本から作り直す、絶好の機会かもしれません。