2022年2月26日土曜日

ランナウトのクラック練習壁

ランナウトに、クラック練習壁が登場しました!

ハンド(タイト気味〜ワイド気味まで)、フィスト、フィンガー、オフフィンガーと、各種サイズあります。
オーナーのヤマタケさんが、オリジナルで作ったホールドで、岩っぽい質感が楽しめます。

テーピングが面倒くさいだろうと、「テーピングしなくても擦り傷ができにくく、かと言ってツルツル過ぎないギリギリのフリクション」を追求したそうなので、慣れた人なら素手でも快適です。
もちろん、ジャミングがズレる方は、テーピング推奨です。

沢山のクラックが点在している壁ですし、ときどきホールドの配置替えをしていこうとのことです。

決まった課題は無いので、参考までに何本か練習ルールを決めて登ってみました。
<クラック練習壁①、手はジャミング、足は何でもアリ>

「レイバックだけはやりたくない。」という方は、シンプルかつ、易しいルールです。

これより易しくしたい人は、ルールを決めずにレイバックとジャミングを交えて登って、部分部分でジャミング体験するぐらいの遊びもできます。
ルールとしては判然としませんが、仕方ないでしょう。

<クラック練習壁②、真ん中のクラック、足はフットジャム>

直線的なクラックを楽しむには、オススメ。
最終セクションがフィンガーですが、その部分のフットジャムがハンドクラックなので、いわゆるフィンガークラックよりも易しいです。

<クラック練習壁③、左クラック、足はフットジャム>

オフフィンガーを楽しみたい方にオススメです。
最終セクションで、手が難しいところで、足もシンハンドクラックとなり、核心部があるラインです。

<クラック練習壁④、右クラック、足はフットジャム、遠いセクションではサイドに効かすのも積極利用あり>

右ラインは、クラックが切れているセクションがあり、ムーヴが要求されます。
ただ、サイズは赤〜黄色で、凹凸が豊富なので、多くの方にとって良いハンドサイズとなります。
ガバでムーヴを楽しみたい方に、オススメです。



ルール設定もライン取りも、色々可能です。
一度できたルールでも、省エネで、安定して登れるまで、何度も登ることで、得られるものも多いでしょう。

実際、ジャミング素人さんには①でも十分に厳しく、③と④は5.10の真っ向ジャミング課題に相当する難しさがありそうです。
ただ、逆転の発想としては、そこに至る過程で、どんな練習メニューを組むかを自分で考える過程にも面白味があります。

色々と、お試しくださいませ。