2017年9月8日金曜日

経験か心構えか

9月7日(木)は、雨にてロープワーク講習。
男性NSさん、女性IUさん。
過去にATCを落としたことのある人は、ムンター(半マスト)を非常手段として覚えることを大歓迎します。
逆に、その経験が無ければ、どうしても必要性が感じにくいものです。

ただ、そうなると1回目に落としたときは、どうだったんだろう?という気がします。

講習していても、「落としたことは無いけれど、こういうトラブル対策に熱心な人。そうでもない人。」という講習生の性格みたいなものは感じます。
熱心さはどこから来るのか、講習しつつ、頭の片隅で考えています。

他で、トラブル対策の重要さが身に染みているのでしょうか。
ATCを落としそうなもんだな、と感じていたり、実際に落とした体験談を聞いているのでしょうか。
それとも、優等生タイプで座学は何でも知っておきたいのでしょうか。
はたまた、単にロープワークが好きなのでしょうか。

ちょっとネガティブですが、義務感という場合もあるでしょうね。
頭デッカチもどうかな・・・とは思うのですが、ロープワークは座学も大事な気もします。
失敗は成功のもとですが、準備で避けられるなら避けたいものです。
具体的な講習内容
・ロープの畳み方を洗練
・スリングの収納、アルパインクイックドローの作り方、クローブヒッチを洗練
・ムンターヒッチでの懸垂下降
・マルチピッチでの荷上げ方法あれこれ
・ダブルロープの使用方法あれこれ
・懸垂下降の仮固定

ちなみに、ATCを落としたことはあるけれど、ムンターヒッチが上手く理解できなくて覚えるのを諦めていた。
という方も、ちょくちょく講習生に居ます。これは、頭での理解よりも実戦経験が先行しすぎているパターンかもしれません。