真面目に練習してるんですね。
ただ、痛みは故障にも繋がる体の信号なので、注意点を上げてみます。
ちなみに、以下はあくまで初級者向け。
ある程度の痛みに耐えつつ故障を治す「境界線ギリギリの練習」は、僕も苦手なので紹介しません。
まず、激痛や何をやっても痛いなら、通常はレストします。(赤信号)
最低でも、1から数日レストしてクライミングを再開し、騙し騙し行けるか、悪化の恐れがあるか判断。
ダメそうなら、すでに軽い故障でしょう。大レスト、軽いクライミング、大レスト、軽いクライミング、を繰り返して様子見。
激痛なら当然の判断でしょうが、どのムーヴ(orどのホールド)でも痛いというのも、騙し騙し行くことが難しいというのがポイント。とりあえず、翌日のジムだけでも止めてみましょう。
次に、特定のムーヴ(or特定のホールド)で痛い場合は、その動きを避けるように練習。(黄色信号)
そういう意味では、長いルートで色々な動きが出てくるものよりも、短いボルダーなどで「痛い課題はパス!」と割り切って色々やった方が普段通りの練習ができる。
また、この機会に痛みが出るムーヴを意識することも役に立つ。普段から、「この動き、どこの関節がチョット痛い」などの感覚を研ぎ澄ましておくと、尚良し。
特定の動きでしか痛まない段階で、レストを取っていたら、練習の中断ばかりになってしまい、あまり伸びません。
うまいこと避けましょう。
また、特定の動きで痛むのだけれど、その動きが意識できないくらいの初心者の場合。
・練習する傾斜を変える(スラブ、垂壁、薄被り、どっ被り)
・とにかくグレードを落として、のんびりリハビリクライミング
というのも、多くの場合で有効。
初心者にとっては、楽な動きを覚えることが最優先なので、1日中ウォームアップしているくらいの強度でも十分に練習になります。
最後に、ケアの話。
・アイシングは有効です。
・運動直後にたんぱく質と野菜を食べるのも、回復に有効です。
・サプリメントは、自己責任で。
これまで運動してきた人には、当たり前の話でしょうか?
でも、案外知らない人も多いようです。
体に気を付けつつ、頑張ってください。