2021年7月2日金曜日

ビレイヤーの立ち位置、①クライマーの右か左か?

ちょっと溜めすぎています。
写真掲載がないので知り合いを探す楽しみが無いかもしれませんが、とりあえず2週間分。

5月24日(月)は、岩場リード講習。男性MBさん、女性MDさん。
5月25日(火)は、ムーヴLv.0。女性IGさん、男性NYさん、女性KTさん、女性HZさん。
5月26日(水)は、クラックリード講習。男性HGさん。
5月27日(木)は、ムーヴLv.1。男性NMさん。
5月28日(金)は、リード3回目。男性HDさん、女性TYさん、復習参加の男性YKさん、復習参加の男性ONさん。
5月29日(土)は、岩場リード講習。男性TGさん、男性MBさん、復習参加の女性WNさん。
5月30日(日)は、マルチピッチリード講習。女性Mさん、男性KTさん。
6月1日(火)は、ムーヴLv.0。女性HGさん、男性YMさん、女性KIさん。
6月6日(日)は、アドバンスクラック講習。女性ISさん。
6月8日(火)は、ムーヴLv.0。女性IGさん、男性KIさん、女性SMさん、女性HZさん。
6月9日(水)は、1コマ目がリード2回目。女性TYさん、男性KKさん。2コマ目が、ムーヴLv.0。女性HNさん。
6月11日(金)は、リード3回目。女性KBさん、女性YGさん、男性HDさん、復習参加の男性MBさん。今回にて、3人ともジムリード講習は卒業といたしました。
6月12日(土)は、マルチピッチリード講習。女性Mさん、男性KTさん。
6月13日(日)は、雨中止にてムーヴLv.1。女性MKさん、女性STさん。
<図1>
図1 のルートがあったとして、ビレイヤーにどちらに立ってもらいたいでしょうか?

<図2>
図2では、右に立ってもらう場合(赤がロープ)、左に立ってもらう場合(青がロープ)として示しました。

<図3>
図3は、1本目をクリップする際の状況です。
クリップする際は、右に立っていれば、クライマーがロープを手繰りやすそうに見えます。
また、クリップ直後は、右に立ってもらう方がボルトの真下に近く、良さそうです。

では、右が正解なのでしょうか?

<図4>
図4は、1本目のクリップ後に、2本目までの間を登っているときの状態です。
右に立っていたビレイヤーは、クライマーのフォールラインそのものになります。
これを嫌がり、本能的に赤で囲ったスペースに逃げるビレイヤーも多いですが、ボルトの真下とは程遠くなります。
※クライマーがグランドする、ビレイヤーが吹っ飛ばされるリスクあり。

そこで、クライマーがレストなどで安定した隙に、クライマーにロープを跨いでもらい、ビレイヤーが左に移るという手法もあります。1本目と2本目の間が難しいと、かなりリスクの高い方法ですが。
よくあるのが、とりあえず落ちそうにないと見えたら2本目、3本目までは(やや気持ち悪いながらも)やり過ごし、ちょっと安定した隙に左に移るという方法です。

一方、左に立っていたビレイヤーは、クライマーが1本目を通過したのを幸いと、1本目の真下付近に入ってビレイを続けることができます。

では、左が正解なのでしょうか?

さて、皆さんはどう考えますか?

さらに、応用問題。
ジムのルートによっては、右のボルトラインにクリップしていくか、左のボルトラインにクリップしていくか、クライマーによって好みが割れるようなルートもあります。
また、ライン取りが複数あるようなルートもあります。特に岩場では多いですが、ジムでも時々あります。

他にも、色々と考えて欲しいことはあるのですが、今回はこの辺で。