2011年2月16日水曜日

持久力トレーニング(パンプは終わりではない!?)

2月15日(火)は、ひょんなことから某トップクライマーの持久力トレーニングに付き合うことに。
今回は、クライミングの持久力の話。
ちょっとだけマニアックでございます。

簡単なルートで、30分間リード&クライムダウン。
通常のパンプでは味わえない体力的な疲れや、アイスクライミングのようなパンプが味わえました。
こんなシステマチックなトレーニングは、なかなかやる機会も無いですよね。

では、もっと初級者向けの一般的な持久力はどんなものでしょうか。

中級以上の人にとっては一般論みたいな話なので、なかば受け売り的に紹介してみます。

1 単純に筋力的な物

持久力トレーニングを積むと、最低限のパワーしか出さないことに体自体が慣れ、パンプしないように体が腕に血液を流す力(毛細血管)もアップします。
つまり、体自体が長持ちの体に!

2 省エネのテクニック

レストみたいに単純なものから、足の順序、個々のムーヴのコツ、ホールディング、などなど。

当塾のムーヴ講習でも、扱うことが多い内容です。
初心者は、まずこれが大事でしょう。

3 パンプした状態でムーヴを起こすことへの体の慣れ

パンプしてくると、ムーヴで体がブレやすく、完全に腕が終わっていなくても落ちてしまうものです。

3つ目は、実感として分かりにくいんですが、よくよく考えると頻繁に起こっているはず。
さらに、トレーニング方法は至って簡単。
「パンプした状態で、頑張れば登れるくらいのルートを登ること」です。

これは、1つ目の筋力的な物もカバーできます。

つまり、パワーが付く過程で、3つ目の力が付くので、初級者にとっては持久力は飛躍的に伸びます。

トップクライマーのやるような、システマチックなトレーニングは僕ら一般人には長続きしないかもしれません。
半端な根性じゃないですから。

が、「パンプしている状態で、頑張れば登れるくらいのルートを登る」ことを意識するだけで、かなり違うと思います。
単純な目標なんで、トレーニング方法は、各自の工夫次第ですね。