2012年1月19日木曜日

ムーブ用語は大事

1月18日(水)の夜は、ランナウトにてムーブ講習。
本日は、ムーブ講習2回目の女性ARさん。

ムーブ講習で扱う内容というのは、大抵はフリークライミングの入門書に書いてあることです。
オープンハンド、脱力、持ち替え・飛ばし等の名称、ピンチ・ラップ等の名称。

初心者が本を読むと
①もともと出来ていないことは意味が分かりません。
(例えば、オープンハンドとか、脱力とか、分からないでしょうね。)

②逆に、出来ていることは分かるのですが、それをわざわざ名付ける意味が分かりません。
(例えば、ピンチとか、アンダーとか、持ち替え、とか名付ける意味が分からないでしょう。)

「じゃあ、本を読んでも意味無いじゃん!」
ってことはありません。

前者に関しては、自信が無いことを意識できただけでもプラスです!
そして、後者だけでもちゃんと覚えた方が良いです。

というのは、用語があれば動きを整理することが出来ます。

慣れた人ならば、
「そこは持ち替えじゃなくて、クロスの方が良いんじゃない?」
なんて会話も日常茶飯事。

中級者ならば、
「そこは順足で行った方が反動は付けやすいけど、逆足で行った方が腰が壁に近づくんじゃない?」
なんて込みいったアドバイスの応酬が期待できます。

一人で闇雲に練習するよりも、上手い人にアドバイスを受けながら練習するのでは、効率が違う訳です。
というわけで、アドバイスを受ける効率を上げるためにも、用語は沢山覚えておきましょう。

具体的な講習内容
・オープンハンド、肩の脱力
・飛ばし、中継、持ち替え、マッチ、クロス、寄せ、といった手順に関する用語
(これを使って、足自由課題をオブザベーションしてみる練習)
・ピンチ、プッシュ、ラップ、といったホールディングに関する用語
・ダイアゴナル、バックステップの2つのフォームを徹底練習

とりあえず、5.8以下の足自由課題を“歩くように”登れるようになりましょう!