5月8日(水)は、自分のクライミングでミズガキ。
富士山仲間のMDさんと。
さて、講習生の目から見ると、講師というのは「いつも、何でも、すんなり登れている」
という印象でしょう。
まあ、講習で扱うようなエリアなら、確かにある程度はスムーズにこなせます。
ただ、プライベートとなると、そうは行きません。
その実際を、少しお見せします。
さて、本日は名張ツアーから帰宅して、2日目。
偶然にも仕事が入らず、誘われるままにミズガキへ。
しかし、当然ながら5連登のツケは大きい。
①フィンガージャムで、指は擦り傷だらけ。
テーピングで保護しても、尚痛い。
②指が腫れ上がり、ガバを持つのですら痛い。
③全身疲労が抜けきらず、体のキレも今一歩。
<ウォームアップの5.9>
でも、まあチャンスは活かさねば、ということで5.11aに本気トライ。
<N字ハング(5.10b)でもウォームアップ>
本気トライが始まってしまえば、アドレナリンで案外平気。
でも、私には難しくって、普通にテンション掛けまくり!
オンサイトしたいグレードですが、自分の下手さを再認識。
なんとか2便目でR.P.するも、ほんとにギリギリ2撃って感じです。
フィンガー、苦手なんでしょうか?
<カヌー(5.11a)>
しかも、この日はロープトラブルが多数!
①ロワーダウンでカムを回収しようとすると、ロープがクラックに挟まって、降りられない!
→とりあえず、ロワーダウンでクラックの脇を降りる。カムは、トップロープで回収。
<フィンガーとチムニーの合わせ技で面白い5.9>
②夕方6時過ぎに、懸垂下降したロープが引き抜けなくなる!
→裏から歩いて回り込むが、終了点に辿り着けず。
→取り付きに戻り、ヘッデンで登り返し。回収成功。
<夕方の空。この後が長かった>
③暗闇の中、回収し終わったロープを畳み終わる。下の人に投げ渡そうとしたら、木に引っかかってしまう!
→もう1本のロープを持ってきてもらい、懸垂下降して、ロープを回収。
そんなこんなで、この日は駐車場まで下山したのは、20時10分!
講習中のミスは、恥ずかしい限りです。
が、自分の山行でのミスは、糧ってことで許してくださいませ。
今回学んだこと
・フィンガージャムで、思いっきり指を曲げると、効きが良くなる。だが、それを使いすぎるとカチ持ち並みに指に負荷が大きい。
・クラックで、ロワーダウン回収ができない(しにくい)パターンが、また1つ分かった。
・フィンガークラックのフットジャムは、思いっきり伸びきると滑って外れることを思い出した。スメアリングで伸びきることが出来ないのと、同じ理屈だと思う。
・「暗くなったら、多少遠回りでも、確実なロープワークを選べ!」
という経験則は、重々承知している。
が、ついつい横着しようとして30分ロスしてしまった自分が居た。
でも、失敗から学ぶのは、案外楽しいものです。
そういう意味で、クライミング能力以外も鍛えてくれるミズガキは、楽しい場所です。