今回は、2週間ほど前にクライミングを始めたばかりのKさん。
ムーヴ講習では、同じルートを何度も登る中で、細かいアドバイスをしていきます。
この同じルートは、例えばジムの5.6などであり、普通に全くの素人さんでも登れてしまうくらいのグレードです。
さて、クライミングをするだけでムーヴ練習になる方法は、主に2種類あります。
1つは、登れるか登れないかのギリギリのものをやって、登れるように改善点を探す方法。
もう1つは、登れる難しさのルートをやって、もっと楽な登り方を探す方法。
それぞれの特徴を挙げると・・・
前者:
・ボルダリングが効率的
・ワンポイントアドバイスが有効なので、何人かでワイワイやるのが有効
・もし、自分に合った難易度の課題が無数にあれば、ほとんど無意識でも練習できる
(ジムで仲間内でワイワイやる若者軍団が伸びる理由も、ここが大きい)
後者:
・ロープクライミングなど、一般的に長いルートでやった方が、ありがたみを実感しやすい
・自分で気付くことが難しいので、指導者が有効
・色々なテクニックを試すためには、何回登っても余裕があるくらいのルートを選ぶことが重要
(逆に、簡単過ぎるルートでやるので、指導者に教わらないと、飽きやすい)
そんな訳で、本日も「よく飽きないね?」なんて言われそうなくらい、同じルートで講習しました。
ただ、実際には飽きるお客様はほとんど居ません。皆さん、テクニックを意識することに十分に集中しているので、ルートの内容はゼロに近い方が良いんですね。
具体的な講習内容
・超基本ムーヴの1つダイアゴナル
・トップロープのビレイ(手は、スライド方式)
・エイトノットなど、前回内容の復習
Kさん、超基本ムーヴを終えるまで、集中的に講習を受けてくださるつもりだとか。
引き続き、頑張りましょう!