2012年4月19日木曜日

早い段階でリードorリードはまだ早い?

4月15日(日)は、城ヶ崎にてクラック講習。
前日のストーンマジックからの続きです。
講習生に対して、僕はリードをガンガン教えたり、逆に「今回は、トップロープを確認しましょう」とやったり。

「そんな早い段階でリードするなんて、まだ怖い」
と思う人もいるでしょう。

逆に、「リードを習いたいのに、なんでトップロープやるんだ」
と思う人もいるでしょう。

本人の希望と、私から見て「もっとこうした方が良い」と思う内容は、完全一致しなくて当たり前。
それが、むしろ、本人の希望と逆転しやすいんです!
たとえば・・・

臆病な人ほど、落ちたくないから足置きが良い。
安定した登りなので、5.8でもリードをする条件が揃ってしまいます(笑)。

本人はリードを急がないけれど、本当はリードした方が良いでしょう。

理由は、最終目標が「慎重かつ思い切りの良いクライマー」だから。

臆病な人は、慎重さは身に付きやすいですよね(笑)。
だから、講習でやるのは、リード技術。

逆に・・・
イケイケの人は、全くの逆。

「リードはまだです。我慢してください。」
今回の方々は、どちらかと言えば怖がりの方々。

前日は、ジムでの落ちる練習。
本日は、トップロープでクラック講習。

で、本人達はまだまだトップロープで練習をしたさそうです。
が、次回からカムなどの練習を開始するのをオススメしております(笑)。

まだまだクラックには慣れていませんが、安定した登りで、冷静な判断力もあります。

「極端に臆病なクライマーになってしまうと、後々で伸び悩むだろう」という親心みたいなものです。
具体的な講習内容
・ハンドジャムのサイズ調整
・順手と逆手の特徴
・チムニーでのチョークバック、ギアの整理、レスト
・アームロック
・ニーロック
・フィンガージャム(終了前に、説明程度)
さすが2人とも、ネッシー(5.8)をトップロープで一撃しておりました。

でも、まだトップロープをやりたさそうですね(笑)。
カムは高いですが、リード練習は始めた方が良いですよ~。

次回は、6月ということになりました。
梅雨時期ですが、晴れて欲しいものです。